ご紹介する本

総合
読みやすさ
学び
面白さ
この本から学べるポイント
- 1:障がい者と共に生きることの大切さ
- 2:人生の転機とは何か
- 3:経営理念の大切さ
神奈川県にお住いのペンネームぴこさん44歳男性(職業:その他)から2021年11月頃に読まれた虹色のチョーク 働く幸せを実現した町工場の奇跡を読まれたレビューになります。
虹色のチョーク 働く幸せを実現した町工場の奇跡の内容
日本で一番大切にしたい会社に選ばれた会社について書かれた本です。その会社は障がいの正社員が7割いて、みんなお互いを尊重しあって働いています。創業者である会長や社長の理念は非常に感銘を与えるものであり、誰もが皆その会社で働きたくなります。みんなどうして障碍者をさべつしてしまうんでしょうね?その答えがこの本の中には書いてあります。きっと感動することは間違いありませんよ、全人類必読の書です。絶対読むべきです。
虹色のチョーク 働く幸せを実現した町工場の奇跡の著者について
著者:小松成美
神奈川県横浜市生まれ。日本大学藤沢高等学校卒業。専門学校で広告を学び、1982年毎日広告社へ入社。放送局勤務などを経たのち、作家に転身。
虹色のチョーク 働く幸せを実現した町工場の奇跡本の要約
この本から学べるポイント
- 1:障がい者と共に生きることの大切さ
- 2:人生の転機とは何か
- 3:経営理念の大切さ
社員の7割が知的障がい者のチョーク製造会社・日本理化学工業。 60年もの間、障がい者雇用を続けながら、業界トップシェアを確立する。 世界でも例のない企業として、 "日本でいちばん大切にしたい会社"と注目を浴びるが、 その一方では、社員の家族、経営者や同僚たちの苦悩と葛藤があった。 「働く幸せ」「生きる喜び」に満ち溢れたノンフィクション。ノンフィクションの形式でありながら小説っぽさもあるので読みやすい。
障がい者と共に生きることの大切さ
障害がある、ないにかかわらず、女の人も男の人も、お年寄りも若い人も、すべ
ての人がお互いの人権(私たちが幸福に暮らしていくための権利)や尊厳
そ ん げ ん
(そ
の人の人格を尊いものと認めて敬うこと)を大切にし、支え合い、誰もが生き
生きとした人生を送ることができる社会、これを「共生社会」といいますが、
この「共生社会」をともにつくっていかなければなりません。我々は共生社会に生きているのです、生き抜かなければならないのです。
人生の転機とは何か
社会には、さまざまな状況や状態にあったりする人々がいますが、「共生社会」
は、さまざまな人々が、すべて分け隔てのなく暮らしていくことのできる社会
です。障害のある人もない人も、支える人と支えを受ける人に分かれることな
くともに支え合い、さまざまな人々の能力が発揮されている活力ある社会です。
みんなが能力を活用できる社会、それを活人社会と呼びます。そんな社会に我々はしなければならないのです。絶対にしなければならないのです。
経営理念の大切さ
過去において、障害のある人が受けてきた差別
さ べ つ 、虐待
ぎゃくたい
、隔離
か く り(社会から引き離さ
れること)、暴力、特別な目で見られるなどのことは、「共生社会」においては
あってはならないものです。
また、障害のある人はかわいそうであり、一方的に助けられるべき存在である
というのはまちがいです。
障害のある人もない人も、基本的な人権を生まれながらに持っており、普段の
生活やスポーツや文化などの活動など、社会生活を送っています。
障害がある、ないにかかわらず、すべての人が助け合い、共に生きていく社会
をつくるということは、人々の生活や心に「障害者」という考え方がなくなる
ことを意味します。
虹色のチョーク 働く幸せを実現した町工場の奇跡を読んでの感想やレビュー
日本には、16 人に 1 人、からだやこころに機能の
障害がある人がいると言われています。その障害も
さまざまですが、果たして、「障害」というのは、か
らだやこころに機能障害があるので、その人に困難
が生じれば、自分で乗り越えていかなければならな
いのでしょうか?
例えば、車いすを使っている人が、お店に入れなく
て困っているとします。階段が狭い、お店の入口の幅
が狭い、入れる入口の案内がないなどによって、入れ
ません。ということは、この人の「障害」となってお
店に入れないという困りごとを生じさせているのは、
お店づくりに問題があるのではないでしょうか?
つまり、「障害」は、社会(ものや環境や人)とからだ
やこころの機能の障害との両方でつくりだされている
のです。すなわち、「障害」は皆さんが生活している社
会の中にあります。
虹色のチョーク 働く幸せを実現した町工場の奇跡がおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- 適当な人には響かない
- わがままな人は共感できない
- 忍耐力のない人は読めない
- レイシストは共感できない
- 時間の余裕のない人は難しい
「力」については、中でも障害のある人の尊厳を大切にし、合理的配慮(障害のある人の
困りごとをなくしていくために周りの人や社会がすべき無理のない配慮)を行うことができる力
を身に付けるために、障害についての基礎的な知識や、障害の状態に応じた接し方(身体障害者補
助犬を同伴した人及び身体障害者補助犬に対する接し方を含む)の基本を学ぶことに取り組むべ
きです。
特に、情報を「受け取る」「理解する」「伝える」などの場面において、障害のある人がいることを
十分に理解した上で、すべての情報を受け取ることができるよう配慮するなど、そうした人が排除
されることのないような社会を創りあげていく必要があります。
虹色のチョーク 働く幸せを実現した町工場の奇跡をおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- 頑張っている人へのエール
- 生きづらい人へのケア
- 悩み事を抱えている人の解決策
- 企業経営者の人への啓発
- 人生に迷っている人への励まし
「心のバリアフリー」とは、さまざまなからだやこころの特性や考え方を持っ
ているすべての人々が、お互いに分かり合うために、話をしたり、支え合うこ
とです。そのためには、一人一人がバリアを取り除くための行動をして、また、
それを続けていくことが必要です。バリアフリーは必要悪ではありません、絶対に実現しなければならないのです、もう逃げることはできません。我々は最終段階に入っています。前向きに生きなければならないのです。