人文・思想 言語学

【本要約】20歳の自分に受けさせたい文章講義の書評とポイント解説を総まとめ!

ご紹介する本

20歳の自分に受けさせたい文章講義

ジャンル: 人文・思想, 言語学

著者: 古賀史健

出版社: 星海社

発売日: 2012/1/26

本の長さ: 280ページ

7.3
総合
7
読みやすさ
7
学び
8
面白さ

この本から学べるポイント

  • 1:「読者は文章を”眼”で読んでいる」こと
  • 2:「プロだろうと素人だろうと、メールだろうと小説だろうと、文章の先には読者がいる」こと
  • 3:「あらゆる文章において読者とは”素人”である」こと

埼玉県にお住いのペンネームriomamaさん43歳女性(職業:専業主婦(主夫)?)から2022年11月頃に読まれた20歳の自分に受けさせたい文章講義を読まれたレビューになります。以下からKindleや中古で購入できるので興味がある方は是非見てみてください

20歳の自分に受けさせたい文章講義の内容

「話せるのに書けない!」人のための文章の授業になっています。人に口で伝えることはできるのに、それを頭の中で文章に変換しようとすると、とたんに固まってしまうことがあります。「話すこと」と「書くこと」はまったくの別物です。現場で15年キャリアを重ねた現役のライターが、「話し言葉から書き言葉へ」のノウハウとテクニックを余すことなく伝えていく内容になっています。"書く技術"を抗議形式で解説している一冊です。

20歳の自分に受けさせたい文章講義の著者について

著者:古賀史健これまで80冊以上の書籍で構成、ライティングを担当し、数多くのベストセラーを手掛けています。

「嫌われる勇気」が有名です。

Youtube

【11分で解説】20歳の自分に受けさせたい文章講義(古賀 史健 / 著)

20歳の自分に受けさせたい文章講義本の要約

この本から学べるポイント

  • 1:「読者は文章を”眼”で読んでいる」こと
  • 2:「プロだろうと素人だろうと、メールだろうと小説だろうと、文章の先には読者がいる」こと
  • 3:「あらゆる文章において読者とは”素人”である」こと

学校では文章の書き方、組立て方を体験的に教わってきていない人が多いです。講義形式で4つのテーマで詳しく書かれています。

①リズム:文章はリズムで決まる

リズムの鍵は接続詞である。「視覚的リズム」を大切にする

②構成:構成は「眼」で考える

 映画やテレビドラマの映像表現を参考にする。

③読者:読者の「椅子」に座る。

 読者の立場に立つより必要なのは、同じ「椅子」に座り、肩を並べ同じ景色を見る事が大切。

④編集:原稿に「ハサミ」を入れる。

「なにを書くか?」ではなく「何を書かないか?」

が詳しく説明されている一冊です。

「読者は文章を”眼”で読んでいる」こと

人は新聞、本、メールを読むとき、基本的には黙読、つまり黙ったまま”眼”で読んでいます。書き手側も「視覚的なリズム」を考えなければなりません。読者は本を開いたり、ブログ記事を見たり、メールを開いたりした瞬間に「読みやすそう」「読みづらそう」と直感的に判断しています。句読点の打ち方、改行のタイミング、漢字とひらがなのバランスに気をつけて、リズミカルな文章を書くと見た目が気持ちよくなることが書かれています。

「プロだろうと素人だろうと、メールだろうと小説だろうと、文章の先には読者がいる」こと

文章が文章であるかぎり、必ず読者が存在します。

誰にも見せない日記にだって、他でもない"自分"という読者がいます。

読者の立場に立っただけでは伝わりません。

読者と同じ「椅子」に座り、肩を並べ、同じ景色を見ることが大切です。本当の意味で読者を理解することができるようになります。自分の書くテーマと全く無縁な人が読む姿をイメージして、1番身近な親がこの文章で理解してくれるか考えて書くことが大切です。"平凡な文章"ほど難しいものはない、と書かれています。

「あらゆる文章において読者とは”素人”である」こと

文章を書くとき、常に「自分はなにも知らない"素人"に向けて書いている」ことを意識することが大切です。文章が自己完結してしまっていて、読者からするとどこか強引に説得されたような釈然としない思いが残ってしまいます。読者を''説得"するのではなくて"納得"してもらうことが大切です。「わかるヤツにわかればいい」ではなく、「たったひとりの誰か」具体的な「あの人」に向けて書くからこそ丁寧に説得力を持つ文章が書けるようになります。

20歳の自分に受けさせたい文章講義を読んでの感想やレビュー

文章を書いてみたいけど、どのように書いていいかわからなく勉強しようと思っていた時に題名に惹かれて買っみた本です。「書くことは、考えること」。"書く技術"身につけることは、そのまま"考える技術を身につけることにつながる。"書く技術"が身につけば、ものの見方、物事の考え方が変わると書いてあります。この本読んで"書く技術"を身につけたら、これからの人生にプラスになる事が増えるのではないかと思いました。とても勉強になりました。

20歳の自分に受けさせたい文章講義がおすすめでない人

こんな人はおすすめしない

  • 文章が高い1人
  • 文章を書くことが頭の中で整理できている人
  • 文章を書くことを学びたいと思っていない人
  • なし
  • なし

とてもいい本なので基本的にはすべての人におすすめですが、文章力が高い人、文章を書くことが頭の中でうまく整理できる人、そもそも文章の書き方を学びたいと思っていない人には、敢えて言うなら向かないと思います。すでに、文章の書き方の基本ができていて、仕事にしたりブログを書いたりできている人は、もっとスキルアップを目指す違うテーマの本を読んでみるのがおすすめです。文章を書く初心者向けの内容になっているかと思います。

20歳の自分に受けさせたい文章講義をおすすめしたい人

こんな人におすすめ

  • 文章を書く仕事がしたい人
  • 文章を話せるのに、書けないと思っている人
  • 書く技術を身につけたいと思っている人
  • なし
  • なし

文書を書こうとすると、固まってしまったり、自分の気持ちをうまく文章にすることができないのは、頭の中でたくさんの思いが駆け巡っているからです。それを解決するためのノウハウが書かれています。

・文章とは何か 

・読みやすいリズムとは

・どう構成すればいいか

・読者を引きつける条件とは

など、テクニックを勉強し、アウトプットし、文章力を身につけるのに役立つ事が書かれているからです。

いい文章とは「読者の心を動かし、その行動までも動かすような文章」のことです。

「才能や文才などに気にすることなく、すぐにで最初の1行を書きはじめていただきたい」と著者の願いが込められています。







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