ビジネス・経済

【本要約】商売十訓21世紀を目指す商人の心の書評とポイント解説を総まとめ!

ご紹介する本

商売十訓21世紀を目指す商人の心

ジャンル: ビジネス・経済

著者: 倉本初夫

出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン

発売日: 1997/1/1

本の長さ: 97ページ

9.
総合
8
読みやすさ
9
学び
10
面白さ

この本から学べるポイント

  • 1:損得ではなく善悪
  • 2:社会に必要な店になっているか
  • 3:物売りからの脱却

大阪府にお住いのペンネームえいじさん49歳男性(職業:会社員・職員(正規雇用)?)から2022年10月頃に読まれた商売十訓21世紀を目指す商人の心を読まれたレビューになります。以下からKindleや中古で購入できるので興味がある方は是非見てみてください

商売十訓21世紀を目指す商人の心の内容

昔と違い今の時代は、いろいろと便利になり、人々の生活も大きく変わってきて物の買い方も変わってきています。しかし売り手の方は古くからの体質をそのままにしながら、少しもそれを変えようとせず、古い体質自体が最大の問題であることに自覚すらない。ただひたすら坂道を転げ落ちてゆきつつあるのです。21世紀に真の商人として「商人の心」の問題をどうとらえたらよいのか。「商売十訓」を基にこれからの商売についての心構えを見直すことが激しい競争社会を生き残るカギになると思います。

商売十訓21世紀を目指す商人の心の著者について

著者:倉本初夫株式会社商業界二代目主幹。商業界ゼミナールをはじめ各種の講演と執筆に従事。真商人道の普及と商業の社会的地位の向上を提唱。YOUTUBEを変換

商売十訓21世紀を目指す商人の心本の要約

この本から学べるポイント

  • 1:損得ではなく善悪
  • 2:社会に必要な店になっているか
  • 3:物売りからの脱却

商売に必要な心構えとして、「商売十訓」を基に分かりやすく解説された本です。長らく良い商売を続けるにはどうしたらいいか。儲かるよりも「お客様に喜んでもらうには」という部分を重要視されています。どんどん便利な世の中になり、時代の流れも早くなっていく中で、今も昔も共通するような「商売の基本」や「商売の本質」が書かれております。今の仕事に行き詰まったり、これから商売を始めようとしている方にはとても参考になる本です。

損得ではなく善悪

私は普段お店の仕事をしていますが、日々売り上げや利益について厳しく言われます。しかし、売り上げを上げるためには何をしてもいいのではなく、「この商売のしかたがいいのか悪いのか」という考えでとりくまないといけないなと思いました。商売の基本は「信用」や「信頼」になります。長らく良い商売を続けていくには、誠実であることで、良い商品を適正な価格で販売し良い接客をしてお客様に満足してもらう。この積み重ねがよい結果に繋がっていくのだなと思いました。

社会に必要な店になっているか

商売が上手くいかない場合、自分の力が足りなかった。儲けることが下手だったと昔の商人は考えていましたが、自分が損しただけでなくそれから先も考える必要がある。儲けばかりに走ると、お客様は店の利益のための犠牲になっており、お客様の生活を無視していたことになる。お店がお客様の生活のために役に立っているのか考える必要がある。店が立派になると、商品や設備も充実し、より良いサービスに繋がります。お店を成長させることが、お客様に対してのサービスにも繋がり、その積み重ねが社会貢献にも繋がるのだと思います。

物売りからの脱却

お店の仕事をしていると、どうしても売るためにはどうしたらいいかを考えますが、「売れないお店はどういう店なのか」という角度から考える事も大切です。商品の品質やパッケージ、商品の説明書きがわかりにくい店は購買意欲も湧かないし、またこの店で買おうとも思わない。また、店員さんのマナーや対応が悪いお店は買いたくもないし、二度と来ようとも思わない。良いお店を作っていくにはこのような視点で見ていくことも大事だなと思いました。

商売十訓21世紀を目指す商人の心を読んでの感想やレビュー

この本全体を通して見ると、お客様に満足してもらうにはどうしたらいいか。という事を中心に書かれています。普段お店の仕事をしていますが、販売や営業に携わる人達は、「ノルマ」や「売上げ」について厳しく言われ、圧力がきついと強引に売りつけたり、口先だけで売ったりする人も多いかと思います。長らく健全な商売をしていくためには、いかにお客様に満足してもらうかがとても重要だと改めて感じました。この本は約30年前に書かれた本ですが、商品の本質は今も昔も変わらないのだなと思いました。

商売十訓21世紀を目指す商人の心がおすすめでない人

こんな人はおすすめしない

  • 仕事をしていない人
  • 接客業ではない人
  • 向上心のない人
  • なし
  • なし

基本的にはすべての人にオススメですが、主に商売をしている人や、接客に携わる仕事をしている人が読むと参考になるような本だなと思います。お客様と関わらない仕事の人は読んでもあまりピンとこないと思いますので、あまり仕事には活きないかなと思いました。ただ、自分たちの仕事や自分たちが製造した商品がどのように売られているのかという部分については、興味が湧いてくる人もいるのではないかなと思います。内容としてはとても分かりやすい本でした。

商売十訓21世紀を目指す商人の心をおすすめしたい人

こんな人におすすめ

  • 販売の仕事をしている人
  • これから独立をする人
  • 営業職の人
  • 接客業で行き詰まっている人。
  • なし

商売の基本となることが書かれているので、お店で働いている人や接客に携わる人にはオススメです。長年販売の仕事をしていると、慣れているがために細かい所がルーズになったり、接客もなあなあになったりする事もあるかと思います。特にベテランの人達は、原点に物を考える場合、この本はとても参考になるかと思います。「売る」とか「儲ける」事も大事ですが、まずはお客様にいかに満足してもらうか、どうしたら喜んで頂けるかという所がリピートに繋がっていくのだと思います。「売りたいものを売る」のではなく、「お客様のニーズに応える」という部分が商品の基本なんだなと思いました。







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