ご紹介する本
総合
読みやすさ
学び
面白さ
この本から学べるポイント
- 1:自分が悩んでることってすごく小さなことでもっと、世界は広いから視野を広くしていかなきゃと思えました。
- 2:もし、自分が突然想像もしていない状況に陥っても自分らしくいようと思えました。
- 3:他人の目を気にして挑戦しないよりもどんどん足を突っ込んでいくべきだなと考えさせられました。
大阪府にお住いのペンネームseiraさん35歳女性(職業:専業主婦(主夫)?)から2021年2月頃に読まれたひざまづいて足をお舐めを読まれたレビューになります。
ひざまづいて足をお舐めの内容
作者の山田詠美の自伝的小説ともいわれてる作品です。主人公は「チカ」だがこの本はチカの先輩の忍目線でストーリーが進んでいく。忍はSMクラブで働いていてそこに新人としてやってきたのがチカである。このチカが山田詠美だと思われる。
山田詠美は昔、SMクラブで働いてて小説家となりその後、恋人が逮捕されるとゆう過去がある。チカもそうなのだ。SMクラブでのお客さんとのやりとり、小説家デビューまでの経緯、どこまでが本当なのかはわからないがリアルな世界が描かれている。
ひざまづいて足をお舐めの著者について
著者:山田詠美
昔、「抱かれたい作家ランキング」で女性作家にも関わらずNO1になってしまうほど、女性が憧れる作家。ポンちゃんの愛称でもおなじみでエッセイ「熱血ぽんちゃんシリーズ」は大人気作品となった。1987年に「ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー」で第97回直木賞を受賞。
ひざまづいて足をお舐め本の要約
この本から学べるポイント
- 1:自分が悩んでることってすごく小さなことでもっと、世界は広いから視野を広くしていかなきゃと思えました。
- 2:もし、自分が突然想像もしていない状況に陥っても自分らしくいようと思えました。
- 3:他人の目を気にして挑戦しないよりもどんどん足を突っ込んでいくべきだなと考えさせられました。
主人公のチカの展開はとにかく忙しいです。SMクラブで女王様見習いとして働きながら小説を書きプライベートでは黒人の彼氏とその息子と住んでいる。そんなことあるか?と思うが、これは過去の山田詠美そのものなのだ。ある日、チカは小説で賞をとり有名になるが付き合っていた彼氏が逮捕されてしまう。だがチカは決して自分を見失わずいつでもチカらしくいる。SMクラブの場面は少しグロテスクな場面も出てくるし、生々しい性の表現も出てくるが読み終えた時、気持ちよくスッキリする作品。
自分が悩んでることってすごく小さなことでもっと、世界は広いから視野を広くしていかなきゃと思えました。
主人公のチカはある日、付き合ってた恋人が傷害罪で逮捕され、恋人の連れ子と共に残されてしまった。そんな状態でも自分を見失ってなかったら絶望もしてなかった。チカらしく相変わらず天真爛漫で悲劇の少女なんて周りには1ミリも思わせない態度がかっこいいなと思ったし自分もこうゆう人になりたいなと思いました。これが完全な作り話だったらあんまり感動はしないのかもしれないけど、これは実際に山田詠美におこったことだから余計にすごいなと思いました。
もし、自分が突然想像もしていない状況に陥っても自分らしくいようと思えました。
私は自分が想像していない状況にいきなり立たされたらパニックになってしまうし、多くの人がそうだと思います。でもチカは取り乱したりしない。もちろん、恋人が逮捕された時はチカなりに悩んで焦ったとは思うけどちっともカッコ悪くないのだ。飾ってないから。普通の人なら焦っている自分を必死で隠そうとするけどチカがありのままで、そこがいいなと思いました。パニックになっても自分の気持ちに嘘をついたりせずに正直に素直でいたいなと思いました。
他人の目を気にして挑戦しないよりもどんどん足を突っ込んでいくべきだなと考えさせられました。
まずSMクラブで働くことですら仮に自分が興味あっても周りの目を気にして足を踏み入れるまでに自分だったら時間がかかると思う。小説を書いて応募することもそうだ。
しかしチカはまず周りの目なんて気にしてないし自分のしたいと思ったことをどんどん挑戦していく。きっと彼女にとっては挑戦なんかじゃなくてやりたいことをやっていくとゆうのは当たり前の日常なんだろうなって思うと自分が躊躇していることって全然、躊躇するようなことじゃなくてもっと自由でいいんだなって思いました。
ひざまづいて足をお舐めを読んでの感想やレビュー
読んだときに衝撃が走りました。そして、この本をきっかけに山田詠美さんが大好きになりました。だいぶ昔の作品ですが山田詠美さの文章は難しく描かれておらずとても読みやすいので一気に読んでしまいました。
SMクラブの世界も全く知らなくて「こんな世界なんだ」と興味深かったです。リアルに描かれているのもよかったです。主人公のチカの性格は自分も見習いたいなと思うところがたくさんあって、いい刺激をたくさんもらえた作品です。
ひざまづいて足をお舐めがおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- 下ネタが苦手な人
- グロテスクが苦手な人
- 18歳未満
- 血が苦手な方
- SMをバカバカしいと思っている方
基本的にこの作品はR-18だと私は思ってます。いい意味でいやらしい作品だと思いますが、下ネタが嫌いな人は「下品な作品」と思うかも知れません。またSMクラブのシーンはグロテスクな場面があるので血が苦手な方にはあまりおすすめしません。そしてSM世界に興味がない人にとってはそんなに楽しくない作品かもしれません。SMクラブで働く女二人を中心に物語が進んでいくので興味がない人はきっと、楽しめないと思います。
ひざまづいて足をお舐めをおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- SMの世界に興味がある人
- 山田詠美さんの作品が好きな人
- 生々しい表現が好きな人
- スッキリした気持ちになりたい人
- 一気に読める本を探してる人
山田詠美さんならではのリアルな性描写、サバサバした女性が主人公のこの作品は山田詠美さんのファンの中でも大人気の作品です。わかりやすい文章で展開が早いので一気に読みたい、夢中になれる本を探してる方には非常におすすめです。また、SMクラブの世界も細かく描かれているのでSMクラブに興味がある方にもおすすめです。このSMクラブの場面では少々、グロテスクなシーンも出てくるのでマニアな方にも楽しめる作品だと思います。