ご紹介する本
総合
読みやすさ
学び
実用性
この本から学べるポイント
- 1:今日という愛しい日を後悔のないように生きる
- 2:人は死ぬことが約束されている
- 3:現状を疑え
愛知県にお住いのペンネームらくらく3さん21歳男性(職業:学生?)から2021年10月頃に読まれた夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神を読まれたレビューになります。
夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神の内容
ガネーシャが扮する医者に余命宣告をされてしまった社会人男性。自分のやりたかった仕事と現在の姿との差にギャップを感じガネーシャの教えをもとに本当にやりたい仕事を追求していく。徐々に自分のやりたいことの成果が出てくる中、男性の嫁が体調を崩し入院することに。そしてその時、余命宣告されていたのは自分ではなく妻のほうで、ガネーシャは妻と契約して男性を自分のやりたいことに集中させてくれていたということに気が付く男性。人生において大切なことは何かを考えさせてくれます。
夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神の著者について
著者:水野敬也
愛知県出身の作家さんでテレビドラマにもなった夢をかなえるゾウシリーズをはじめ水野愛也として執筆したLOVE理論など名作を次々と生み出すヒットメーカー。
夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神本の要約
この本から学べるポイント
- 1:今日という愛しい日を後悔のないように生きる
- 2:人は死ぬことが約束されている
- 3:現状を疑え
余命宣告という人生のデッドラインが見えたときに今やっている仕事が本当にやりたいことなのか、今日という愛しい日をタスク化された仕事をこなすだけでいいのか、大切にしたい家族との時間はないかといったテーマを突き付けることで、偉人たちの成功哲学を紹介するビジネス書でありながら人生において一番大切などう生きたいかを考えさせている哲学書という側面もある。まずは現状の仕事、家族事情、情熱をしっかり把握したうえで後悔のないような人生設計をすることが大事。人生は一度きりしかないのだから。
今日という愛しい日を後悔のないように生きる
本書の主人公である家族を愛するごくごく普通のサラリーマンは毎日決まった時間に起きて日々淡々と会社に与えられる業務をこなしては疲れ果てて帰宅するというループを繰り返していた。不服にもその事実に自らの余命宣告という形で気が付く主人公はその時から愛する家族への思いや会社での状態が変化し死ぬ前までに自分のやりたいことに向かって月動き始める。人生のデッドラインが決まると人間の覚悟が決まり、日々の生活の愛しさに感謝するようになる。
人は死ぬことが約束されている
どんな人間もこの世の中で生き続けることはできない。そして時を止めたりやり直すこともできない。今回の書籍は人がその死に近づいていることの象徴として死神を登場させている。死神の持つろうそくはどうあがいても伸ばしたりすることができない。つまりガネーシャや死神といった神々は定めというものを認識しているのだ。人間にとってできることは定めにあらがおうとすることではなくその定めの中でどう生きるかを追求し続けることである。
現状を疑え
主人公のサラリーマンは心身ともに限界に近づき大切にしていきたいと思っていた家族さえも十分に時間をとって大切にできていなかったという現状に疑いを持ち変化を生み出そうとする行動をとることがなかなかできずにいた。そこからガネーシャや妻の対応などにより自らの意思を徐々に変えることに成功し本書の中でまるで別人のように変化を遂げた姿は自分にとってかなり刺激的であったし、一人の人間として、男として、家庭を支える人間としてモデルケースとし続けるだろう。
夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神を読んでの感想やレビュー
水野敬也さんの作品を読むのは6回目なのですが今回の著書「夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神」では特に成功哲学や自己啓発の分野よりもストーリー性や家族愛といったテーマ性が強い作品になっていると感じた。そのため、今まで以上に心を揺さぶられる描写やアウトラインが用意されていて正直言って人生で一番良かった本の第一位に選んでも差し支えないくらい自分の中では響いてきてよかった。この本はどんな境遇の人でも必ずどこか共感できるところがありますし成長する羅針盤になります。
夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神がおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- 自己啓発本に抵抗がある人
- ストーリー仕立てが嫌いな人
- フィクションに興味がない人
- 生きたいと思えない人
- 感情の起伏が激しい人
本書は過去に成功してきた偉人たちが実際に行ってきた成功哲学をガネーシャの教えとして紹介しているストーリー仕立てのビジネス書という側面を持っているため、読書初心者から上級者まで幅広く楽しめるような工夫がされている本であるが、ストーリー仕立ての本で学習していくというよりは箇条書きでまとまった教えを効率よく学びたいという人や自己啓発などの成長意欲が全くない人には時間がもったいないと感じるかもしれないと思ったから。
夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神をおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- 今の仕事に満足していない人
- 日々淡々と業務をこなしてきた人
- 家族との時間が短い人
- 昔やりたかったけどやれていないことがある人
- 大切な人がいる人
本書では、序章で現在の仕事や生活に満足できていないけれど何となくあらがうこともできない平凡なサラリーマンが描かれ、その後ガネーシャの教えに基づき成長する姿が描かれる。読み手が目標を持っていない人、目標を持っていて今頑張っている人、挫折しそうだけど頑張りたいと踏ん張っている人どのフェーズであっても自分事として落とし込めることができるはずだ。また、家族愛や親とのつながりを描いている描写が多いことから大切な家族がいる人にはぜひ読んでもらいたい。