ご紹介する本
総合
読みやすさ
学び
面白さ
この本から学べるポイント
- 1:「会社四季報」の読み方
- 2:株式の銘柄の探し方と見極め方
- 3:「会社四季報」を通して知ることができる日本の新興市場の見極め方
群馬県にお住いのペンネームkakkyさん43歳男性(職業:経営者・個人事業主(自営業))から2021年2月頃に読まれた会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方を読まれたレビューになります。
会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方の内容
東洋経済新報社が毎年四季ごとに発売する「会社四季報」から10倍になる株を探す方法について書かれた本です。面白いのはその株の探し方が株式チャートを見るのではなく、ひたすら「会社四季報」を読み込んで探すという物です。もちろん、株式チャートやその他の指標などは後に使うのですが、銘柄探索は「会社四季報」からです。様々な観点から「会社四季報」読み方を教えてくれるのですが、それが日本経済の一つの見方をおしえてくれます。
会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方の著者について
著者:渡部清二
野村証券に22年在籍、そのころから「会社四季報」を隅から隅まで読むことを20年以上継続中。その後「会社四季報」を中心としたリサーチ会社を設立。マンガ「ドラゴン桜」や「インベスターZ」の作者の三田紀房氏の公式サイトで「世界一四季報を愛する男」として紹介されています。
会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方のYouTube(ユーチューブ)
「会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方」についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。
「聞いてわかる投資本要約チャンネル」がで分かりやすく解説しているので是非一度ご覧ください。
会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方本の要約
この本から学べるポイント
- 1:「会社四季報」の読み方
- 2:株式の銘柄の探し方と見極め方
- 3:「会社四季報」を通して知ることができる日本の新興市場の見極め方
「会社四季報」の読み方を紹介するかと思ったら、「日本における新興市場の成長性をみるべし」という本でした。なるほどと思ったのが銘柄の探し方です。東証一部の企業の大型株ではなく、後に成長が見込める小さい企業の小型株を買うべしと、「会社四季報」からいくつかのポイントに絞って説明しています。そのポイントをソニーやトヨタなどの株価上昇の歴史を紐解きながら説明しているのですが、これが面白い。普段見落としがちな日本の設立5年未満くらいの小規模な企業の見方と成長の読み方を教えてくれます。
「会社四季報」の読み方
「会社四季報」というのはデータの羅列であり、データの集約本。そのこまごましたデータの中から、何を採用し、何を見極めるかというのは普通の人はなかなか難しい。この本は「会社四季報」をどう読めばいいか、どの情報が有益か、などを一つの例として示してくれた。ただのマニアックなデータ収集本かと思っていた「会社四季報」の見方を変えてくれた。そしてなにより、著者の文から垣間見える「会社四季報」への愛が素晴らしい。
株式の銘柄の探し方と見極め方
投資に興味を持ったとしても初心者がいきなり株式の銘柄を探すのは難しい。この本は「会社四季報」を通して、その探し方を教えてくれる。紹介しているのは10倍になる株式の銘柄を探すというものだが、調べ方がいちいちマニアックなきらいも無くはないが、「像収益」、「営業利益率」などのデータも示しているのでなるほどと思えるものも多い。そしてそれ以外の見極め方がオーナー経営者を選べとか独特だが、納得できるものも多かった。
「会社四季報」を通して知ることができる日本の新興市場の見極め方
てっきり、株式の探し方で終わる本なのかと思ったが、本の内容が写しているものは日本の新興市場だった。ソニーやトヨタなどの株価上昇の歴史を紐解きながら説明しながら、新興企業の成長の仕方を説明しているのだが、その説明は日本の経済成長の歴史と何か重なった。日頃は大企業ばかりを見がちだが、日本の経済にとって新規に成長していく企業がどれだけ大事かが何となくわかった。「会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方」というタイトルだが意外に日本の経済ついても知れた。
会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方を読んでの感想やレビュー
ちょうどNHKの大河ドラマ「青天を衝け」が放送中にこの本を読んだのだが、何かがリンクしていた。なんというか経済の成長って大企業ばかりが担うわけではないというのが、この本を読むとよくわかる。読んだ後の結論は「大企業は経済を支えるが、新興企業は日本の経済成長を引っ張る」というものだった。「会社四季報」の読み方とか、株式の銘柄の選び方が知れるのかと思ったら、どれだけ日本の経済の成長に新興企業の成長が必要かというのが知れたのは意外だった。
会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方の口コミ
■ 会社四季報の達人が教える10倍株100倍株の探し方(渡部清二氏)
■ 4つのポイント①上場5年以内
②営業利益率10%
③オーナー経営者で筆頭株主
④増収率20%が継続しているか✅米国成長株の該当銘柄の多さを再認識、やはり日本株より米国株に勝機ありか
— シベリアン@米国株投資 (@siberian_hus) September 12, 2021
会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方
指標がシンプルで企業分析したい自分向きでしたな。
四季報を「おもしろいネタを探す」という視点で見る発想はなかった。 pic.twitter.com/EE00yrm7yb— いぬねこ (@inu_neko_884) February 6, 2022
会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方
参考になる内容が多いのでまとめてみました。キャプチャ載せませんが、トヨタの70年チャートは見る価値あり!
1950年のトヨタはリストラ、前途多難。それが3か月後には環境変化(戦争特需)で復活、大化けへ!まるで、NIOの今を見てるような✨ pic.twitter.com/5bAasdQErD
— toro🐇🥕雰囲気投資🚗🚁 (@ytana_fbird) November 12, 2020
会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方がおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- 投資に興味がない人
- 新興企業への投資にリスクしか感じない人
- 投資をしたいけどカリスマ経営者みたいな人に対してうさん臭さを感じている人
- なし
- なし
基本的に投資に興味があるすべての人におすすめですが、投資でリスクを取りたくない人には向きません。シンプルに言って投資というものにはリスクが付きまとう。さらに言えばこの本で勧めている原則でいえば値動きが多い小型株の上に、リスクのさらに高い設立5年以内の会社で事実上のワンマン経営者の経営している会社を選べといっている。自分は堀江さんだったり前澤さんみたいな人が思い浮かんだが、そういう人が根本的に好きになれない人には、まるで響かない内容なのでおすすめはできませんね。
会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方をおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- 投資に興味がある人
- 会社四季報の読み方がわからない人
- 日本の中にある新興市場という一面を知りたい人
- なし
- なし
こういう本を読む人は、まず第一に投資というものに興味がある人でしょう。そういう人でも株式投資初心者は「会社四季報」というものに興味はあるがどう使っていいかわからない人が多いと思われる。この本は「会社四季報」の読み方や使い方だけでなく、株式の銘柄選定の考え方などを教えてくれるが、この本は主にスタートアップと呼ばれる新興企業を進めており、新興企業がどう成長して、どういう風に株価が上がるかという事をライザップや今の大企業の初期の歴史を紐解いて説明しているが、それがそのままで日本経済の中にある新興企業という一面の説明になっていたから。