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【本要約】ウォール街のランダム・ウォーカーの書評とポイント解説を総まとめ!

ご紹介する本

ウォール街のランダム・ウォーカー

ジャンル: 投資・金融・会社経営, 証券・金融市場

著者: バートン・マルキール

出版社: 日本経済新聞出版

発売日: 2007/5/25

本の長さ: 472ページ

6.7
総合
4
読みやすさ
8
学び
8
面白さ

この本から学べるポイント

  • 1:資産形成の方法
  • 2:バブルと崩壊は繰り返す(歴史は繰り返す)
  • 3:投資リスクと投資リターンはイコールの関係ではないこと

愛知県にお住いのペンネームゆーさん34歳男性(職業:会社員・職員(正規雇用)?)から2022年9月頃に読まれたウォール街のランダム・ウォーカーを読まれたレビューになります。以下からKindleや中古で購入できるので興味がある方は是非見てみてください

ウォール街のランダム・ウォーカーの内容

株式投資における基本的な内容が書かれている本です。

冒頭は「株式」の成り立ちや解説から始まり、現在の主な金融学派の解説が行われます。

その後はオランダのチューリップバブルからITバブル、リーマンショックなどの金融の大きな歴史的出来事を解説し、

現代の株式市場の構成を説明しています。

その上で、長期的に株式投資の優れた点を統計を用いた客観的なデータから導き出し、

その上で、インデックス投資が長期的な資産形成を行う上では最善の方策であることを結論付けている名著です。

ウォール街のランダム・ウォーカーの著者について

著者:バートン・マルキール1932年生まれ。1964年プリンストン大学経済学博士。

同大学経済学部長、大統領経済諮問委員会委員、アメリカン証券取引理事等を歴任。

バンガードグループの社外重役として現在も活躍中。

Youtube

【名著シリーズ】ウォール街のランダムウォーカーを20分で要約してみた【要約】

ウォール街のランダム・ウォーカー本の要約

この本から学べるポイント

  • 1:資産形成の方法
  • 2:バブルと崩壊は繰り返す(歴史は繰り返す)
  • 3:投資リスクと投資リターンはイコールの関係ではないこと

いま流行りのFIRE(いわゆる早期リタイア)を、これから目指す方に向けた本です。

資産形成は短期的にというよりは長期的に形成されるということをデータを用いて客観的に解説されているため、

これから投資を始めてみようという方にはぜひとも読んでいただきたい本です。

一般的に株式投資は債券や国債と比較すると「リスク資産(FXや仮想通貨と同じカテゴリーですね)」と呼ばれ、投資を敬遠する人が多いのですが、

この書籍はそれら金融資産の長期的なグラフ推移を用いて、株式投資がいかに歴史的に報われたかを解説し誰にでもわかりやすく説明しています。

資産形成の方法

資産形成は短期的にではなく、長期的に形成されることを学びました。

投資初心者の方はどうしてもリスクをとった投資手法を採用し、集中投資を選択しがちなのですが、

そういった投資手法を採用している機関投資家がいかに成果を上げていないかを客観的にデータを持ちいて解説がなされています。

たいして、長期的なインデックス投資は20年以上にわたって平均的にそういった機関投資家の成績を上回り、リターンを上げ続けています。

バブルと崩壊は繰り返す(歴史は繰り返す)

オランダのチューリップバブルは、何でもないようなアサガオの球根が家や車よりも高い値段ていましたていましたが、

最後にはバブルが崩壊しタダ同然の価格になった。

イギリスの南海バブルも「国策」として投資会社が持て囃され時価総額の何倍もの価格で株式が取引されていましたが、

最後にはバブルが崩壊しいくつもの会社が倒産しました。

ITバブルも、住宅バブルから始まったリーマンショックも同様、歴史は繰り返すということを学びました。

投資リスクと投資リターンはイコールの関係ではないこと

仮想通貨やFX、株式の集中短期投資等、リスクをとった投資手法は必ずしもリターンが釣り合わないことを学びました。

人は一般的にリスクをとればとるほどリターンが多く得られると認識しがちなのですが、ウォール街のランダムウォーカーはそれを否定します。

いわば、株式投資における間違った「常識(バイアス)」を100年以上にわたるデータを用いて、投資家が負うべきリスクは「市場リスク」のみでよく、

不必要なリスクは負うべきではないことを教えてい頂けました。

ウォール街のランダム・ウォーカーを読んでの感想やレビュー

歴史的な名著です。私自身、なんども読み返し学びなおしています。

これほどの良い書籍は本当に数少なく、まさに現代に生きるすべての人にお勧めしたい本です。

日本における金融リテラシーは世界的にも低く、そのせいか、日経平均株価は30年以上、バブル経済のころを超えることができていません。

対して、アメリカはすでにそれ以上大きなリーマンショックを乗り越え、ダウ平均株価は過去最高値を毎年更新し続けています。

この「金融リテラシー」の低さが昨今の日本衰退とアメリカ繁栄の根源であると思えてなりません。

ウォール街のランダム・ウォーカーがおすすめでない人

こんな人はおすすめしない

  • お金を汚いことだと考えている人
  • 投資にアレルギーのある人
  • 市場からすでに退場した人
  • なし
  • なし

基本的にすべての方にこの本をお勧めしますが、投資にアレルギーがあったり、お金が嫌いであったりする人には、この本は向いていないかもしれません。

お金にかかわる話を「汚い」だとか、「恥ずかしい」と思う人は、この本を読んでも学ぶことは少ないでしょう。

お金というのは不思議なもので、好意を寄せてくれている人には集まりますが、そっぽを向く人にはお金もそっぽを向き、

その人にはお金が集まらなくなっていってしまうように感じます。

ウォール街のランダム・ウォーカーをおすすめしたい人

こんな人におすすめ

  • 社会人2,3年目の方
  • これから投資を始めようという方
  • 貯金を始めた方
  • 投資に興味がある方
  • 投資で失敗した経験のある中級者の方

この本は昔から読まれている、株式投資の不滅の名著です。

それゆえ、投資を始めよう考えている方から投資失敗を経験した投資中級者の方、あるいは上級者の方まで幅広く読んでいただける内容の濃い書籍となっております。

私自身、この本は定期的に繰り返し読んでいます。

貯金を始めたての頃や投資を始めたころにも読み、自らの考えに固執し投資に失敗した時にまた読み直し、

資産形成がうまく軌道にのり始めたときにもこの本を読んでわが身を振り返っています。

そのたびに学ぶことが多く、自らの投資手法の理論的根拠の確認と見直しを行い、そのたびにこの本に書かれている内容が正しいと再認識しているからです。







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