ノンフィクション

【本要約】「武豊」の瞬間(著者: 島田明宏)の書評とポイント解説を総まとめ!

ご紹介する本

「武豊」の瞬間

ジャンル: ノンフィクション

著者: 島田明宏

出版社: 集英社

発売日: 1999/9/17

本の長さ: 320ページ

10

総合

10

読みやすさ

10

学び

10

面白さ

この本から学べるポイント

  • 1:武豊騎手の長身のアドバンテージについて
  • 2:武豊騎手の技術について
  • 3:武豊騎手の競馬学校時代について

北海道にお住いのペンネームよっしーさん24歳男性(職業:その他)から2022年1月頃に読まれた「武豊」の瞬間を読まれたレビューになります。

「武豊」の瞬間の内容

競馬の武豊騎手についての本です。
1997年に発行された本になりますので、武豊騎手が騎手として1987年にデビューしてから
ちょうど10年間のエピソードが書かれています。
デビューしてわずか2年目で巡りあったスーパークリークという名馬についてや、メジロマックイーンの天皇賞・秋での降着、
ベガやナリタタイシンで勝利したクラシックレース、海外での武者修行時代についてなど
若き日の武豊騎手について盛りだくさんの書籍になります。

「武豊」の瞬間の著者について

著者:島田明宏
1964年北海道生まれです。放送作家を経て、1997年当時「Number」他、、米国競馬週刊誌「THOROU-GHBRED TIMES」などに寄稿していました。

武豊騎手のYouTube(ユーチューブ)


「武豊騎手」についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。
「どんだけ武豊さん」がどんな凄い騎手なのか解説してくれているので是非一度ご覧ください。

「武豊」の瞬間本の要約

この本から学べるポイント

  • 1:武豊騎手の長身のアドバンテージについて
  • 2:武豊騎手の技術について
  • 3:武豊騎手の競馬学校時代について

武豊騎手について様々なエピソードが書かれている本です。武豊騎手の技術の高さの秘訣についてや、どうしてそんなにレースで勝てるのかについて、その理由を知ることができます。武豊騎手だけでなく、父親である武邦彦元騎手についてのエピソードや、岡部幸雄騎手など、武豊騎手のライバルとなるジョッキー達についても触れられているので
武豊騎手のファンだけではなく、他の騎手のファンや競馬自体が好きな方にも楽しめる一冊となっています。

武豊騎手の長身のアドバンテージについて

武豊騎手は身長170cmと騎手の中ではかなり長身です。騎手がレース中に馬に間接的に触れるのは、手綱を握る両手と鐙を踏む両足だけなのですが、
背が高く、また手足の長い騎手の方が拳から足までのライン、衝撃緩和を受け持つ部分が長くなります。
長身である方が伸縮の幅が大きく、より効果的に衝撃を緩和できることになり、レースを走っている馬にとっても、最後に爆発させるスタミナを温存できて
走りやすくなるアドバンテージがあります。

武豊騎手の技術について

武豊騎手は1989年の桜花賞でシャダイカグラという馬に騎乗しました。素質のある馬だったのですが、桜花賞のスタートで出遅れてしまい後方からのレースを余儀なくされてしまいました。今まで後ろからレースをしたことがなかったシャダイカグラにとって危機的状況だったのですが、武騎手は労せずして馬をインコースに誘導し、馬群の内側に入れることに成功し勝利に導きます。武騎手は馬の入れ込み具合を考えて、あえてゆっくりスタートさせたと話しており、大きなレースでも動じない技術の高さを知ることができました。

武豊騎手の競馬学校時代について

騎手になるためにあ、競馬学校という専門の学校で3年間過ごさなくてはいけないのですが、武豊騎手の競馬学校時代についても知ることができました。
競馬学校では生徒は月に数回しか外出が出来ず、早朝に起床し、馬に飼料を与えるなどの作業を行い、午前中は実技と厩舎作業、午後からはまた厩舎作業と学科と一日を分刻みのスケジュールで動いていくのですが、そういったストイックな生活での経験は武豊騎手の糧となって生きているのだと感じました。

「武豊」の瞬間を読んでの感想やレビュー

武豊騎手のファンに向けた本です。現代から競馬を見始めた方は、
武豊騎手の若き日についてあまり知らない方も多いかと思いますが、そういった方が読んでみると良いと思います。
武豊騎手がベテランになってからファンになった方、武豊騎手のエピソードについてもっと知りたい方にぜひ読んでいただきたいと思います。
古い本になりますので、なかなか書店にないかもしれませんが、私は古本屋さんで見つけることができました。
武豊騎手のファンの方はぜひ探してみることをおすすめします。

「武豊」の瞬間がおすすめでない人

こんな人はおすすめしない

  • 武豊騎手をよく知らない人
  • 本を読むことに慣れていない人
  • 騎手についての知識があまりない人

基本的にすべての人におすすめですが、武豊騎手について書かれている内容なので、武豊騎手のことをよく知らない人にとっては、
あまり頭に入りにくい内容の本かもしれません。スポーツとしての競馬の魅力について書かれていますので、競馬の知識があまりない人にとっても難しい本かもしれません。
また、マンガ形式等ではなく文字だけで形成されている本になりますので、本を読むことに慣れていない方にとっては、読み終えることが大変かもしれません。

「武豊」の瞬間をおすすめしたい人

こんな人におすすめ

  • 武豊騎手について知りたい人
  • 騎手という職業に興味がある人
  • 馬の走らせ方に興味がある人

武豊騎手について書かれている本なので、武豊騎手が好きな人・興味のある人にはほぼ間違いなく楽しめる内容だからです。
武豊騎手のプライベートについても書かれています。
競馬学校についてや、騎手という職業についても詳しく書かれていますので、騎手についてもっと知りたい方にもおすすめです。
また、気性の難しい馬の走らせ方や、騎手がどういった心境でレースに臨んでいるのかについても細かく書かれています。
将来騎手になりたいと思っている方や、騎手になることを夢見ていた方にとっても楽しめる内容だと思いますので、
ぜひ一度読んでみることをおすすめします。







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