ご紹介する本
総合
読みやすさ
学び
面白さ
この本から学べるポイント
- 1:何事もあきらめてはいけないこと。
- 2:考え方1つで自分が弱点だと思っていた事を強みに変えれること。
- 3:企業してからの苦労。
鳥取県にお住いのペンネームあーちゃんさん45歳女性(職業:専業主婦(主夫)?)から2021年11月頃に読まれた寝たきりだけど社長やってますを読まれたレビューになります。
寝たきりだけど社長やってますの内容
生まれてすぐ脊髄性筋萎縮症という難病と診断され、その後もほぼ寝たきりの生活を送る筆者(佐藤仙務制氏)が、高校卒業後に働きたい意思はあるものの重度身体障がい者であることから就職への壁を経験し、そこから幼馴染である3歳年上の松元拓也氏を誘い、ホームページ制作と名刺作成を手掛ける自分の会社「仙拓」を起業するまでの経緯。起業して一切仕事が無い状態から、営業活動をして案件をとり事業が軌道に乗り始めるまでの1年が書かれている。
寝たきりだけど社長やってますの著者について
著者:佐藤仙務
生まれてすぐに脊髄性筋萎縮症という10万人に1人という難病と診断される。高校卒業後、同じ病気である幼馴染の友人を誘いWEBサイト制作の会社「仙拓」を起業する。
寝たきりだけど社長やってます本の要約
この本から学べるポイント
- 1:何事もあきらめてはいけないこと。
- 2:考え方1つで自分が弱点だと思っていた事を強みに変えれること。
- 3:企業してからの苦労。
生まれても間もなく、脊髄性筋萎縮症という10万人に1人という難病と診断された著者、佐藤仙拓氏。高校までを養護学校で過ごし将来は就職して働くことを望んでいたが、職業体験で訪れた施設で大きな挫折を経験し、重度障がい者が就職する事の厳しさを感じる。そこから、同じ病気を抱える3歳年上の幼馴染である松元拓也氏を誘い、ホームページ制作や名刺作成を手掛ける会社、「仙拓」を立ち上げる。佐藤氏が起業するまでの経緯、そして起業してからの1年が書かれた書籍である。起業してからも、自由に動く事のできない彼らが、どうやって仕事をとり、事業を軌道に乗せていくかという部分に焦点を当てて書かれている。
何事もあきらめてはいけないこと。
14この本を読んだきっかけは、話す事と指先をほんの少ししか動かすことができないという重度身体障がい者が会社を立ち上げたという事に衝撃を受けたからでした。ほぼ寝たきりの状態の方が、普通に就職する事も難しいのに、「起業する」という発想が私の中のどこにも無かったのです。実際本を読んでみて、著者である佐藤氏が自分で自分の食い扶持を稼ぐためにはどうすればいいのか、何を知らなければいけないのか、とことん調べ、断られてもあきらめず道を模索して会社設立にこぎつけた姿が書かれていました。きっと本に書かれている以上の苦労があったと思います。私ももっとがんばれないか、何かをあきらめてしまっていないか考えさせられ、鼓舞してくれた本でした。
考え方1つで自分が弱点だと思っていた事を強みに変えれること。
著書の中で、佐藤氏がまだ誰も知らない自分の会社をアピールする手段として、「重度障がい者である」を武器にしていることが書かれていました。これは、障がいがある事によって仕事を受注してもらえないのではないか?という一見ネガティブな情報を相手にさらす勇気のいる行動だと思いました。確かに、それによって会社の注目度は上がると思います。自分の弱みを発想の転換で強みに持っていける勇気はすごいなと思いました。ただ、佐藤氏は。それはあくまでとっかかりであって、契約となると仕事の内容で決まるのは当然の事で、障がい者も健常者も同じ土俵で勝負になると語っていました。
企業してからの苦労。
これは障がいに関わらず、起業してから最初の案件を取り軌道に乗せていくまでの経緯が参考になりました。最初は身近な人から思い切って営業をかけること、そこから少しずつ広がり、メディアにも自分から声をかけ取り上げてもらう。停滞期には仕事のマッチングサイトに登録し失敗も経験しながら、いい時悪い時を繰り返しながら1件でも契約を取るためにがむしゃらに突き進む姿が印象的でした。物事を始めた最初はそういうがむしゃらさというものが必要なのだと思い出された気がしました。
寝たきりだけど社長やってますを読んでの感想やレビュー
私がこの本を手に取ったきっかけは、障がいがありほぼ寝たきりの方が起業して現在も代表取締役社長を務めてバリバリ活躍しておられるというニュースを見て大変驚いたからでした。どうやって企業したのか、何の業務をしているのか、全てが「?」でとても気になり、本を読んでみたくなり手に取りました。
私がこの本を手に取ったきっかけは、障がいがありほぼ寝たきりの方が起業して現在も代表取締役社長を務めてバリバリ活躍しておられるというニュースを見て大変驚いたからでした。どうやって企業したのか、何の業務をしているのか、全てが「?」でとても気になり、本を読んでみたくなり手に取りました。
実際読んでみると、著者の佐藤仙務氏の、前向きさと勇気と行動力にとても驚き、感動しました。私自身、良くない事が続いて気持ちが沈んでいる時期だったのですが、現状に悲観してばかりの自分、何も行動せずにおいてあきらめてしまう自分が恥ずかしくなり、がんばらなくては何も変わらないと鼓舞してくれたような気がします。
何事も前向きにがんばろう、そう思わせてくれる一冊でした。
寝たきりだけど社長やってますがおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- 赤ちゃん
- 幼児
- 小学生低学年
- 小学生中学年
- 超高齢者
正直に言いますと、おすすめできない方はいないです。全ての人におすすめです。しいて言うならば、赤ちゃん・幼児は読めないのでおすすめできないですし、小学生低学年、中学年には文章が小さくて感じも多いのでまだ読むのが難しいかなと思います。(ですが内容はすばらしいので本当は読んでほしいです。)超高齢者のかたは、本を読むこと自体が大変なので、自分で読むのは難しいと思いますが、誰か読んでくれる方があるといいかもしれません。
寝たきりだけど社長やってますをおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- 落ち込んでいる人
- 子供
- 新しい事を始めたいが迷っている人
- 起業をしている人(したい人)
- 障がいのある方、その身近な方
自分の置かれている状況に悲観的にならず、常に前向きに物事を考える著者のバイタリティが、落ち込んでいる全ての人々に勇気を与えてくれる内容で、
2障がいのある方、また支える身近な方々も、将来が不安になる事もあると想像するのですが、そういう時に読むと、希望を与えてくれる1冊になるのではないかと思いました。
何事もあきらめずに挑戦する姿勢を子供達にも感じてほしいと思いました。後障がいの有無に関わらず、起業について勉強になる本だと思ったからです。