ご紹介する本
総合
読みやすさ
学び
面白さ
この本から学べるポイント
- 1:認知力の弱さ
- 2:対人力の弱さ
- 3:身体能力の弱さ
石川県にお住いのペンネームユミチさん47歳女性(職業:専業主婦(主夫)?)から2021年7月頃に読まれた不器用な子どもがしあわせになる育て方を読まれたレビューになります。
不器用な子どもがしあわせになる育て方の内容
「うちのこはとっても不器用」「コミュニケーションが苦手で同世代の子と仲良くできなかったり」「人の話を聞けずボーッとしたり、手先が不器用でものをすぐ壊してしまったり」「感情をうまく、コントロールできず、周りの人を困らせてしまう…」「でも、本当は素直でやさしい子だってわかっている」「周りの人にもこの子のやさしさが伝わればいいな」この本は、そんな素直で優しくて不器用な子を持つお母さん、お父さん必見の本です。
不器用な子どもがしあわせになる育て方の著者について
著者:宮口幸治
主な著書に60万部を超えた「ケーキを切れない非行少年たち」「教室の「困っている子供をを支える7つの手がかり」など。
医学博士、児童精神科医、日本精神神経学会専門医など
不器用な子どもがしあわせになる育て方本の要約
この本から学べるポイント
- 1:認知力の弱さ
- 2:対人力の弱さ
- 3:身体能力の弱さ
主な著書に60万部を超えた「ケーキを切れない非行少年たち」「教室の「困っている子供をを支える7つの手がかり」など。
医学博士、児童精神科医、日本精神神経学会専門医など。
今、「困っている子供」が注目されているが、この筆者は、次のことが原因であると、考えています。
IQ70~84程の、かつては「軽度知的障害者」と認定されていた人たちが、今の基準では支援からこぼれ落ちやすいため。
彼らは「境界知能(グレーゾーン)」と呼ばれ、満足なサポートが受けられないことも多いのに、普通レベルを持つ子供たちと同じ生活を強いられる。その為、開発されたのが「コズトレ」です。認知力、対人力、身体アップを目指していきます。
認知力の弱さ
【認知力の弱さ】…認知機能の問題であり、見たり、聞いたり、想像することが苦手で、そもそもの教育を受ける土台が低い。勉強が苦手。
・聞く力が弱いと→授業中ボーッとしているのは、先生の指示が聞き取れていない可能性がある。
・認知機能全体が弱い→授業の内容を理解できず、学習が遅れがち。やる気はあるのにテストの点が取れない、どうしたらいいかわからない。
「努力」や「反省」ができないのは、想像力が弱いせいで、時間の概念が弱い子供は「昨日、今日、明日」の三日間の世界くらいしか想像できず、場合によっては、数分先のことすら想像できない子供がいる。
対人力の弱さ
「対人力の弱さ」…①感情の問題。相手の気持ちがわからず、相手を不快にさせてしまう。自分の感情がコントロールできず、すぐにキレてしまう。
②自己評価の問題。自分のことがよくわからない。
③会話力の問題…基本的な会話のマナーがわからない。友達が何を話しているのかわからない。冗談がわからない。周りにながされてしまう。
④柔軟さの問題…融通が利かない、予想外のことに弱い。
これらの背景やなは、発達の問題が大きく絡んでいる。
身体能力の弱さ
「身体力の弱さ」…手先が不器用。運動音痴、集団運動が苦手。血からの加減ができない、ものをよく壊す。自分のからだの動きが予測できない。左右がわからない。など、自分が動かそうと思っても、イメージ通りに体が動かなかったり、手先が不器用な場合は、ハサミで切るなど、他の皆よりも作業時かんに時間がかかるなどがあります。他の苦手要素は、例えばテストなどは低い点を取ってもばれないように隠せば周りにはわかりません。しかし、身体的不器用さは、体育の時間などて皆に知られてしまい、皆に責められるケースもある。
不器用な子どもがしあわせになる育て方を読んでの感想やレビュー
子供が、忘れ物、人より成長が遅いような気がする…等、色々気になりだし、ネットで色々検索していたらこの本に出会いました。
少年院で長い時間、生きづらい少年たちと接していた先生だからこそ、真実味があって、とても分かりやすかったです。コズトレも、最後にあり、QRコードでコズトレ集も印刷できます。
親子でやってみましたが、私と子供は同じくらいでした。
子供は大丈夫なのか、はてまた、私が年で鈍くなっているのか…笑。コズトレは勉強のようなトレーニングではなく、遊び感覚でできておすすめです!
不器用な子どもがしあわせになる育て方がおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- 昔から何でもこなし、不自由がない人
- 子供や教育にあまり興味がない人
- 心理学等に興味がない人
- 自己開発本などに興味がない人
- 障害を持っている人などに興味がない人
この本は、どちらかと言うとグレーゾーンの子供たちや、そのまま、支援を受けられずに大人になり、社会のなかで生きていく上で、生きづらい人たちを理解し、トレーニングによって前向き社会へ入っていけるように説明している本です。
今まで、何でもこなせて今まで困ったことがない人、子育てで不安を感じていない人、子供とを育てる年齢ではない人はあまり興味がわかないと思います。
自己開発本に少し似ているところもある気がするので、そういう本が苦手な人には不向きだと思います。
不器用な子どもがしあわせになる育て方をおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- 自分の子供は不器用な子ではないか
- 子供が他の子よりも勉強が遅れている
- 友達と上手くコミュニケーションがとれているか心配
- 他の子供より発達が遅いのではないか
- 子供がいじめなどにあっていないか、これらのことが心配。
「ケーキを切れない非行少年たち」を書いた宮口幸治さんの作品なので購入しました。
宮口さんは、実際に少年院で長い時間「児童精神科医」で勤務していたかたです。
彼が少年たちとあって感じたことは、「素直で人懐っこいのにとても不器用なこどもたたこどもたち」不器用というのは、手先のことだけではありません。人の言葉や行動を歪めて理解してしまったり、人と上手くコミュニケーションがとれなかったり、自分のイメージ通りに体を動かせなかったり。つまり生きかたそのものが不器用なこどもたちばかりだった。その為少年たちは、非常に生きづらそうでした。そんな彼らに必要だったのは「考える力」だったのです。考える力さえなければ反省することすらできないのです。その為に、開発されたのが「コグトレ」に凄くきょうみがあり、子供だけではなく、おとなもチャレンジできます!