文学・評論

【本要約】マスカレード・ナイト(著者: 東野圭吾)の書評とポイント解説を総まとめ!

ご紹介する本

マスカレード・ナイト

ジャンル: 文学・評論

著者: 東野圭吾

出版社: 集英社

発売日: 2020/9/18

本の長さ: 544ページ

9.6

総合

10

読みやすさ

9

学び

10

面白さ

この本から学べるポイント

  • 1:物語の展開
  • 2:語句
  • 3:ホテルマンや刑事の仕事

千葉県にお住いのペンネームりんちゃんさん24歳女性(職業:公務員)から2021年11月頃に読まれたマスカレード・ナイトを読まれたレビューになります。

マスカレード・ナイトの内容

マスカレード・ホテルからの続編で、再び潜入捜査のためにホテル・コルテシア東京に新田が帰ってくる。刑事新田とホテルマンの山岸のコンビが再び結成される。
「マスカレード・ナイト」とは、仮面で顔を隠して参加する仮装パーティーのことだ。そのパーティーで、殺人事件が起こるという。謎の密告状をホテルに送る付けられていた。若い女性が殺された事件を追いながらも、まだ発生していない事件を未然に防ごうと奮闘する刑事とホテルマンの物語である。

マスカレード・ナイトの著者について

著者:東野圭吾
ミステリー・サスペンスの領域で活躍する、作家である。有名な過去作には、「容疑者Xの献身」「白夜行」「祈りの幕が下りる時」で、映画化・ドラマ化されている。1985年位は、「放課後」で江戸川乱歩賞を受賞した。

マスカレード・ナイト本の要約

この本から学べるポイント

  • 1:物語の展開
  • 2:語句
  • 3:ホテルマンや刑事の仕事

数日前に起きていたマンションでの殺害事件を受けて、今度はホテルコルテシア東京で行われる「マスカレード・ナイト」という仮装パーティーにて、再び事件が起こるという密告状が警察に届いた。それを受けて、刑事とホテルマンがタッグを組み、殺人犯の「仮面」に隠された「真実」を見破るという物語である。様々な宿泊客が顔を隠して参加するパーティーの中で、犯人を見つけ出し、事件を防ぐことができるのか、ドキドキハラハラする展開がくる広げられる。

物語の展開

物語の展開が、最後まで予想できないので、とても魅了された。でもオチにひとつひとつが繋がっていて、こういう物語の展開方法があるのかと学んだ。人の心を惹きつける文章の持って行き方が、読者をワクワクさせると思った。また、臨場感があり、まるでその場に自分がいるかのような感覚になった。内容がスッと入ってきた。この小説を読んでから映画を見たが、忠実で満足感があった。ミステリー小説の中でもこんなに物語に入り込めることはない。

語句

難しい語句を使うことが多い作家さんである。そのため、読めない漢字が出てきたり、難しい言い回しが多い。これってどう読むんだろう、どういう意味なんだろうと調べながら読み進めることが多かった。そのため、立ち止まって調べるのは大変だったけど自分のボキャブラリーが増えたと実感した。自分が普段立ち入らない領域の話であるため、世の中の仕組みを知る機会にもなった。ミステリーの中にも文章や世の中を知るための学びが多い作品であると感じた。

ホテルマンや刑事の仕事

ホテルマンや刑事の仕事は、普段ほとんど関わりがない。そのため、この小説を読んで仕事内容や信念などを知った。ホテルマンになってみたいと思ってしまうほど、職業に引き付けられた自分がいた。それほどリアリティに絵ががれていたと思う。ホテルマンも刑事も、真剣に人に向き合う、素敵な職業だなと思った。この信念は、自分が行なっている職業に通じるものもあるため、見習って参考にして行きたいと思った。仕事に対する姿勢を学ぶことができた。

マスカレード・ナイトを読んでの感想やレビュー

新田と山岸のこの最強タッグが好きで毎回読んでいます。続編を期待するほど、面白いです。読めば読むほど深みがあって、いい小説だなと思います。今年1年数多くの本を読んできましたが、このシリーズが1番読んでよかったと思えます。東野圭吾シリーズでも最もハマってしまい、正直言えばどの人にもオススメしたい物語です。ホッと一息つく空き時間を充実させるために、読んでみてはいかがでしょうか。充実したオフタイムを過ごしていただけると思います。

マスカレード・ナイトがおすすめでない人

こんな人はおすすめしない

  • 映画を見る前でネタバレが嫌な人
  • ミステリーが苦手な人
  • 長編小説が苦手な人
  • 小説に笑いを求める人
  • 映画とのギャップを感じたくない人

映画と相違点もあります。映画の世界観で満足したい人には納得がいかなくなってしまうかもしれません。また、最後まで読んで謎が解けていくため、長編の小説を最後まで読むことが苦手な人には苦痛に感じるかもしれません。ミステリー小説であり、事件についての描写が細かく書かれていることもあるため、こういった表現が苦手な方にもおすすめできません。真面目な表現が多く、笑いの要素はないので、そういった面白さは見込めません。

マスカレード・ナイトをおすすめしたい人

こんな人におすすめ

  • ミステリー小説が好きな人
  • 映画を見ようと思っている人
  • 長編小説も苦痛ではなく読める人
  • 東野圭吾のシリーズを好んで読む人
  • 日常に何か刺激が欲しい人

ミステリー小説の中でも読みやすくて、どの人にもおすすめしたいです。特に映画をみようと思っていて、ネタバレが気にならない方は読んでから見てほしいと思います。東野圭吾の世界観に浸った後に映画を見ると、改めてこれはこうだったのかと納得して見ることができて、2度物語を楽しんでもらえると思います。臨場感があり、物語に入り込めるので、何か刺激が欲しい人にもおすすめです。読み進めていくうちに非日常を味わうことができます。







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