ノンフィクション

【本要約】私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過した一年の壮絶記の書評とポイント解説を総まとめ!

ご紹介する本

私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過した一年の壮絶記

ジャンル: ノンフィクション

著者: 家田荘子

出版社: 文藝春秋

発売日: 1990/11/1

本の長さ: 292ページ

10

総合

10

読みやすさ

10

学び

10

面白さ

この本から学べるポイント

  • 1:当時のエイズの差別意識
  • 2:アメリカと日本の違い
  • 3:アメリカでのエイズ患者の扱い方

大阪府にお住いのペンネームりなさん35歳女性(職業:専業主婦(主夫)?)から2021年4月頃に読まれた私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過した一年の壮絶記を読まれたレビューになります。

私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過した一年の壮絶記の内容

作者の家田荘子がアメリカのエイズ患者と暮らした体験が描かれてる作品。エイズ患者のシェアハウスのようなアパートに実際に住んで、そこで起きた出来事がリアルに描かれてます。ドラッグで狂う患者、自分の事もできなくなってしまってる患者、様々なエイズ患者と接して彼女、彼等がどうゆう扱いをされてるか、どうゆう思いで生きてるかとゆうのが伝わってきます。人から差別されお金もなくろくな治療もうけれない現実が描かれてます。

私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過した一年の壮絶記の著者について

著者:家田荘子
日本のノンフィクション作家。極道の妻たちシリーズはその名の通り、極道の妻のもとで居候しながら、その暮らしを描いた作品で映画化されて大ヒットとなった。
テレビにもコメンテーターとして多く出演している。

私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過した一年の壮絶記本の要約

この本から学べるポイント

  • 1:当時のエイズの差別意識
  • 2:アメリカと日本の違い
  • 3:アメリカでのエイズ患者の扱い方

1990年に出版され1991年に大宅壮ノンフィクション賞を受賞した作品。
エイズ患者と過した一年の壮絶記とサブタイトルにある通り、アメリカで黒人女性のエイズ患者と暮らした体験が描かれている。登場するのは彼女だけでなく彼女とルームシェアしている人や、彼女の知り合いの親子のエイズ患者も登場する。エイズとゆう病気により世間からは差別され仕事もなくふつうに生きていくことが出来ない現実が細かく描かれている作品。

当時のエイズの差別意識

1990年に出版されたとゆうことは、今よりも医学が進歩していなく、エイズは治らない病気として扱われてたと思います。日本でもそうだったと思いますが、アメリカでのエイズ患者への差別はとても厳しく男性はエイズ=ゲイとゆう偏見があったり黒人への差別、その中でさらにエイズ差別と耐えがたい現実を生きていかなきゃならないことやエイズ患者になったら身内からも見捨てられてしまうとゆう当時のエイズに対しての差別をこの本で知る事ができました。

アメリカと日本の違い

日本でもこの当時、エイズとゆう病気が一気に世間に知りわたり恐怖を与えたと思いますが感染しない対策とゆうものが授業でもあったり、アメリカほど差別はなかったように思います。ましてや、身内は心配する家庭が多かったように思いますがまだアメリカではそうではなく見捨てられて困ってる人がたくさんいるんだなとこの本で知りました。現在は治る病気と認知され理解も深まっていると思いますが、それでもゲイ差別、黒人差別があるように理解してもらえないことは日本より多いと思います。

アメリカでのエイズ患者の扱い方

エイズ患者はエイズ患者でルームシェアをすることも扱い方として酷いなと思いました。この本でも出てきますが、糞尿の始末が出来ないから部屋は常に異臭が放たれてるとゆう現実があります。日本と違い保健もないのでお金がない患者はろくな治療を受けられず亡くなっていくのです。ボロボロになりながら現実逃避のためにドラッグに手を出しますますボロボロになってとゆう連鎖は当時のアメリカが作ってしまった人の死に方だと感じました。

私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過した一年の壮絶記を読んでの感想やレビュー

読んで良かったです。知らない事がたくさんあったし、ショックな内容ではありましたが、これが現実として昔あった世界なんだと思うと胸が痛くなりました。もし、自分が同じ立場だったら自殺したくなるような環境の中で生きようと必死で一人で病と戦い世間に虐げられながらも負けない姿は感動しました。しかし気持ちとは裏腹に自分でどんどんコントロールできなくなってくる身体があって、その身体がダメになるまで最後まで生きた証がこの本に綴られていて考えさせられました。

私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過した一年の壮絶記がおすすめでない人

こんな人はおすすめしない

  • 汚い表現が苦手な方
  • 差別的な方
  • エイズに関心のない方
  • 家田荘子が苦手な方
  • 自分はエイズに絶対かからないと思ってる方

1年間とゆう長期の体験が描かれてます。エイズ患者は自分の事ができなくなる時がきて自分の糞尿の始末ができなくなり部屋は汚物で汚れたりとゆう現実をきちんと描かれてるので、そうゆうのが苦手な人にはキツいと思います。
あと、ゲイ差別される方にもオススメしません。作中にはゲイカップルの話もでてきます。エイズに対して知識を持とうと思ってない方にはオススメしません。
家田荘子ならでは!といった作品ですので家田荘子が苦手だとゆう方は素直に読めないかもしれません。

私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過した一年の壮絶記をおすすめしたい人

こんな人におすすめ

  • エイズに関心がある方
  • 家田荘子が好きな方
  • 実体験作品が好きな方
  • 刺激的な作品を求めてる方
  • 過去の文化を知りたい方

家田荘子が好きな方には大変おすすめです。このような体験を自らするのは家田荘子くらいだと思います。家族にも猛反対されながら向かってショックを受けながら現実を描いてるので目が離せません。一気に読んでしまいます。
また、日本とは全く違うんだなとゆうのが分かります。医療が違うとこんなにも根本的から変わってくるんだとゆうのが分かりやすいです。
出会いから別れまで最後まで衝撃的なので刺激的な作品を読みたい方にもオススメです。







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