ご紹介する本
総合
読みやすさ
学び
面白さ
この本から学べるポイント
- 1:相手の心理の読み解き方
- 2:顔のパーツに現れる心理
- 3:身体のパーツに現れる心理
福岡県にお住いのペンネームばしやつさん27歳男性(職業:経営者・個人事業主(自営業))から2021年3月頃に読まれたFBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学を読まれたレビューになります。
FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学の内容
元FBI捜査官であった著者が、表情やしぐさなどから相手の心理をどう読み解くかについて解説している本です。
内面の心理状態が外面にどう現れるのか、そのしぐさはどのような時に出るのかということについて、身体のパーツだけでなく顔のパーツに至るまで、細かくテーマ分けを行い説明されています。どのテーマも内容が濃く、身体全体のしぐさを理解するにはもってこいの著書であると感じました。
著者が元FBI捜査官であったということもこの本の信憑性を裏付けています。
FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学の著者について
著者:ジョー・ナヴァロ氏
ジョー・ナヴァロ氏は、FBIで25年に渡りFBIスパイ防止特別捜査官を務めておられました。
退役後は、セント・レオ大学やFBIで非常勤講師を務められています。
FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学本の要約
この本から学べるポイント
- 1:相手の心理の読み解き方
- 2:顔のパーツに現れる心理
- 3:身体のパーツに現れる心理
心理学について学びたい方必見の著書です。一般的な心理学では、動機付けや欲求についてから勉強することも多いと思いますが、この著書ではさらに実践的に「相手の表情やしぐさ」を観察してその人の心理を読み解くというステージになっています。
つまり、一般的な心理学よりも日常的に使うこともでき、その能力を使ってコミュニケーションを円滑にすることにも役立てることができます。
さらには、サスペンスドラマなどの見方も変わっていくかも?
相手の心理の読み解き方
相手の心理が仮に分かったとしても、それを分析して自分の中に落とし込めなければ、本当の意味で読み解いたとは言えません。その点でこの著書は「このしぐさにはこのような意味がある」や「この心理状態に陥った時このしぐさが出やすい」など、分析につながる情報も同時に教えてもらうことができます。
何より、著者はこの読み解き術をFBI捜査官として実際に容疑者に使っていたという実用性も保証されているため、信憑性がさらに増します。
顔のパーツに現れる心理
顔には、目・鼻・口・耳などがあり、読み取れそうなパーツは確かにいくつか思い浮かびます。しかしこの著書ではさらに、頭・眉・額・顎先・頬・唇などもっと細かいところにも心理は現れると述べてあります。なかなかここまで細かくパーツ分けされて説明のされている心理学の著書もないのではないかと思うほどに細かく記してあります。
そのおかげで、相手の顔の些細な動きにまで注意を注ぐようになりました。最近はマスクで顔の下半分は隠れていますが、それでも得られる情報は多いということです。
身体のパーツに現れる心理
身体の場合は、首・肩・腕・手指・胸・胴・腹・腰・尻・生殖器・脚・足とやはり細かく細分化されて説明がなされています。身体はそもそもボディーランゲージという言葉があるように、身体で表現するというのは一般的に知られています。この著書ではそこからさらに、その動きにどのような心理状態が反映されているのかについて説明がなされています。例えば、足先の方向ひとつとっても様々な情報が見て取れます。他にも腕の位置やどのパーツを触っているかでも読み取れるものがあります。
FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学を読んでの感想やレビュー
個人的に心理学は興味本位で大学の頃勉強していたのですが、この本を偶然発見し目次を見たときに、その細かさに驚きました。元々推理小説などが好きで、勝手に探偵の真似事のように人間観察を行なっていたのですが、その精度が格段に上がったのを実感しています。
また、コミュニケーション能力も向上し、初対面の方とも打ち解けるまでに時間がかからなくなったようにも感じます。もちろん相手のことが分かりすぎると疲れることもありますが、その辺のコントロールもこの著書で説明がなされています。
FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学がおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- 心理学を胡散臭いと思う方
- 通信教育等ですでに勉強している方
- 人と関わること自体が嫌いな方
- 人と会わない方
- 悪用しようと考えている方
・心理学を胡散臭いと思う方
・通信教育等ですでに勉強している方
・人と関わること自体が嫌いな方
・人と会わない方
・悪用しようと考えている方
理由
基本的に全ての人におすすめですが、そもそも心理学に興味がない、胡散臭いと思っている方は読んでも納得することはおそらくないかと思います。また、そんなの当たり前じゃんと感じることもあるかと思います。それに加えて、人に会う機会が極端に少ない方や、コミュニケーション以前に人と会う行為自体が苦手な方は、活用の場が限られると思います。
FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学をおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- 心理学が好きな人
- コミュニケーションを円滑にしたい人
- コミュニケーションが苦手な人
- 探偵になりたい人
- 警察官を目指している人
この著書は心理学の本でありながら、実際の事件等の現場でも活用できる能力を紹介しています。なので、警察官や探偵など捜査や取調べ等をしなければならない人にもおすすめです。そこまで実践的でなくても、日常で相手が今どう感じているのかを直接聞くわけでなく、しぐさや表情から読み取ってこちらが対処するようになればコミュニケーションは円滑になり、いわゆる「コミュ力」の向上につながると思います。
さらにその応用として、悩み相談など「聞き役」としての進化もできると感じました。人と関わる仕事や学生さんなどにも是非読んでもらいたいです。