ご紹介する本
履歴書無用どん底と成功のサバイバル物語
ジャンル: 人文・思想, 哲学・思想
著者: 岡崎太郎
出版社: 亜紀書房
発売日: 2011/9/23
本の長さ: 240ページ
この本から学べるポイント
- 1:どん底に落ちても人は復活できる。
- 2:こんなはずじゃなかったというのが人生。
- 3:金持ちは幸福で貧しければ不幸とは言えない
兵庫県にお住いのペンネームよしおさん65歳男性(職業:経営者・個人事業主(自営業))から2021年2月頃に読まれた履歴書無用どん底と成功のサバイバル物語を読まれたレビューになります。以下からKindleや中古で購入できるので興味がある方は是非見てみてください
履歴書無用どん底と成功のサバイバル物語の内容
学歴もなく高校卒業後、職を転々としてきた著者が、まったくのゼロから通販事業を立ち上げ、ジャスダックとヘラクレスへ2社の株式上場を行ったり上場企業の役員
になるなどの輝かしい成功を収めたが先物取引の失敗で全財産をうしなったり、リーマンショックで資産を減らしたりとジェットコースターのような人生の経験から
今生きているだけでも恵まれてるとの思考に到達し、人生はどん底に落ちても復活できると自分や様々な人間の復活のストーリーを面白く解説しています。
履歴書無用どん底と成功のサバイバル物語の著者について
著者:岡崎太郎1970年に福岡市に生まれ、高校卒業後、武富士やディスプレイZAC、AINコーポレーションを経てMIYABIに入社し通販事業を立ち上げ2000年1月(株)PICTSYSTEM設立し代表となる。2001年6月ITマネジメント学院設立するが閉鎖。2002年ITM勉強会、DMW九州5代目会長となり現在に至る。著作多数あり。YOUTUBEを変換
履歴書無用どん底と成功のサバイバル物語本の要約
この本から学べるポイント
- 1:どん底に落ちても人は復活できる。
- 2:こんなはずじゃなかったというのが人生。
- 3:金持ちは幸福で貧しければ不幸とは言えない
安定した人生はかならずしも幸福とは言えず、人生は損得勘定だけでは図れないものがあると著者は説いています。世の中には数えきれないほどの成功哲学の本が出ています
がそのとおりに行動したからといって成功できるわけではない。安易に依存せず自立精神を忘れることなく、他人の成功哲学や理論を取り入れる。また経済的成功と幸せの大
きさは関係がなく名声やお金を手に入れたから幸福だなどと、人生は単純なものではない。未来は見えないから不安があるが見えないからこそどうにでも作れるといい、勇気がわいてくる本です。
どん底に落ちても人は復活できる。
転職を繰り返し会社を2度もつぶした経験のある著者は、苦しくても人を裏切らないことや縁を切らないことが大切だと説く。それはどん底に落ちたときに手を差し伸べて
くれる友人や先輩がいるかどうかでその後の人生が決まるという。また不遇な環境だろうと理不尽な状況だろうとあきらめず腐らずにやるべきことを確実にやっていく。
そして自信を持つことが大切だが、自信は簡単に揺らぐものなのでたくさんの本を読んで知識と知恵を蓄えておく。また苦境に立たされた時はマイナス思考にとらわれるの
ではなくできるだけシンプルに考える。
こんなはずじゃなかったというのが人生。
人生は平坦ではなく浮き沈みがあるのが当たり前で、回避できる失敗や出来事はあるけど回避できないリスクがある。こんなはずじゃなかった、なぜ自分ばかりがこんな目に
遭うのか、弱り目に祟り目など負の連鎖が続くこともある。しかし谷がなければ山もないのが人生で著者は、職を転々とすることで様々な人の人生を見てきた。著者の先輩で
闇金融からお金を借りて夜逃げ同然で借金を踏み倒した人は、今は現在年商十数億の事業を展開しているという。最低を経験した人は強くなれる。
金持ちは幸福で貧しければ不幸とは言えない
幸福な金持ちもいれば不幸な金持ちもいる。逆に貧乏だけど幸福な人もいれば貧乏で不幸な人もいる。お金さえあれば多くの問題は解決できると信じる人は多いけど
実はお金で買えないものは多い。例えば友達はお金で買えないし、愛や子供の命もかえない。またお金を払っても治らない病気もたくさんある。健康も寿命も時間も
買えない。たくさんのお金を手にいれるとたくさんのモノは手に入るがネガティブなエネルギーも引き寄せ誹謗中傷を受けることもある。お金はないよりあったほうが
いいがそのパワーに翻弄されないようにマネジメントする必要がある。
履歴書無用どん底と成功のサバイバル物語を読んでの感想やレビュー
人生とは不思議なもので一見不幸に見える人生も本人は幸福と思っていたり、またその逆もあります。光があれば影があるようにすべて成功の人生などなく、誰もが多かれ
少なかれ、山あり谷ありの人生を送っているのです。私も長年生きてるといい時もあれば、悪い時もあり最初の計画通りいったことど一度もないです。しかしだからこそいい
経験もできたし、あとからいい教訓にもなっています。著者が自分の経験や読書体験から得た貴重な哲学は、共感できるものがありました。
履歴書無用どん底と成功のサバイバル物語がおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- お金さえ得れば、幸福になれると思う方。
- どうせ自分なんかと卑下する方。
- 簡単にあきらめる方。
- なし。
- なし。
この本は一見したところ、世間にあふれてるプラス思考の本や成功本ではなく、成功さえすれば人生の勝ち組という単純な本ではないです。著者は様々な職業を転々と
しながらどん底をはい回り、企業を上場させたり事業で大成功をおさめます。しかし成功から一転してまたどん底へ落ちたりで、浮き沈みのはげしい人生を送っています。
しかしただ苦境を嘆くのではなく、どん底さえ楽しむような心のゆとりが感じられたり、モノやお金以外にも人生には様々な価値があることを説いてるので、お金や成功
第一主義の人に合わないと思います。また自分を卑下する人には響かないと思うのでおすすめしません。
履歴書無用どん底と成功のサバイバル物語をおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- 就職に失敗して悩んでいる方。
- 借金をかかえて悩んでいる方。
- 人生の道しるべがほしい方。
- なし
- なし
この本では高校卒業後、様々な職業について人生の辛酸をなめながら、会社を上場させたり通販事業を成功させた成功の経験から会社をつぶしたり山のような借金をかかえて
苦しんだり、どん底の経験まで栄光と挫折を繰り返す波乱万丈の著者の人生が書かれています。また様々な仕事をする過程で、出会った多くの人との交流や読書から得た独自
の哲学は、人生のどん底で苦しむ多くの人々に勇気を与えてくれます。この本は単純な成功本になっていないのは、実際にお金と名声を得た著者がそのこと自体にあまり
幸福を感じたわけではなく、人とのつながりやどん底を楽しむといった独特の思考を語ってくれていることです。