ビジネス・経済

【本要約】20歳の自分に伝えたいお金のきほん(著者: 池上彰)の書評とポイント解説を総まとめ!

ご紹介する本

20歳の自分に伝えたいお金のきほん

ジャンル: ビジネス・経済

著者: 池上彰

出版社: SBクリエイティブ

発売日: 2022/1/6

本の長さ: 224ページ

9.3

総合

10

読みやすさ

9

学び

9

面白さ

この本から学べるポイント

  • 1:経済の基本
  • 2:円安ドル高
  • 3:投資について

大阪府にお住いのペンネームエイジさん48歳男性(職業:会社員・職員(正規雇用)?)から2022年6月頃に読まれた20歳の自分に伝えたいお金のきほんを読まれたレビューになります。

20歳の自分に伝えたいお金のきほんの内容

コロナ禍により人々の生活様式が大きく変わり、新しいサービスも増えてきました。生活に困窮する学生も増え、就職活動にも大きく影響した人たちも多くいます。これにより若い人の間では経済のニュースに関心を持つ人が増えてきています。今までニュースをあまり見なかった若い人たちにも理解できるように、経済の基本用語の基礎からやさしく解説されています。若い人向けに書かれている本なので説明が丁寧ですので、若い人以外でも経済の事を1から勉強をしたい社会人の人たちにもお勧めの本です。

20歳の自分に伝えたいお金のきほんの著者について

著者:池上彰
元NHKのアナウンサーで、現在ジャーナリストとしてテレビや新聞、書籍など幅広いメディアで活躍されています。

20歳の自分に伝えたいお金のきほん本の要約

この本から学べるポイント

  • 1:経済の基本
  • 2:円安ドル高
  • 3:投資について

お金のきほんについて書かれている本です。若い人に向けて書かれていますので、内容は丁寧で分かりやすく、これから勉強を始めたいと思っている人にはおススメです。お金の歴史の事や世の中のお金の流れ、投資や為替について、税金の事やどのような使われ方をされているのか。いろいろなところで動いている「お金」について分かりやすく書かれています。若い人だけでなく、1から勉強したいと思っている社会人にも読んでもらいたい一冊です。

経済の基本

物の価値とは世の中のお金の量と物の量で決まります。物価を安定させるためにはお金と物の量のバランスが重要で日本銀行がお金の量をコントロールしています。日本は長い間デフレの状態が続いています。デフレとは物の価値が低い事(物の価値が高いことはインフレ)です。物価が安くなることは生活において良いことだと思いがちですが、物価が安いと会社側は儲からない。儲からないと社員の給料が上がらない。そうなると買い物を控える。売れなくなるのでまた物価が下がる、世の中にお金が回らなくなる。この状況が長年続いてきました。私たちの日々の生活では安いものばかりに目を向けており、会社では売り上げばかりを気にしていますが、社会全体を見渡すとこのようにお金が回っているのだなと思いましたし、安かったら良いというものでもないのだなと思いました。

円安ドル高

現在1ドル140円台後半になりニュースでもよく取り上げられており、「悪い円安」とも言われています。日本にとって円安と円高どちらが良いのか、普段の生活においてあまりピンとこないです。円高は外国からの輸入品が安くなり、海外旅行がお得ですが、円安は輸出産業にメリットがあり、外国人観光客にもメリットがありますので、インバウンドによって儲かる会社には良い傾向かと思います。ただ今のニュースを見ていると円安によって外国からの輸入品が高くなり、材料費が上がることによって商品の値上げにもつながっています。また外国から見た日本は、物価が安いので外国の富裕層が一等地を買っているというニュースを見ると将来の不安も感じます。

投資について

これまでは銀行にお金を預ける人が多く、それが習慣になっていました。近年は投資を考えている人が多いそうです。私自身も積立NISAやiDeCoを始めたばかりです。投資については、大損しそうで怖いイメージがありました。この本には投資について、丁寧に説明されていますし、積立NISAやiDeCoについても、どのような経緯でできたものなのかが解説されています。特に若い人たちは、将来的な事を考えると積立NISAやiDeCoはやっておいた方がよいと思いますので、不安に思っている人は説明を聞くと「やってみようかな」と思うのではないでしょうか。

20歳の自分に伝えたいお金のきほんを読んでの感想やレビュー

この本を選んだのは、数年前に積立NISAやiDeCoを始めた事がきっかけでした。投資についていろいろ調べていくうちに、お金についてや経済について興味を持ち1から勉強しようと思いました。社会に出て30年近くたった今は学生時代とは物の見方や考え方も違います。今の年齢でもう一度勉強するとどのような考え方になるかという興味もありました。池上彰さんの本を選んだのは、普段からテレビで拝見していていますが、とても丁寧で分かりやすいという印象があり、初心者の私でも理解しやすいかなと思いこの本を購入しました。実際読んでみると、お金の基本、経済、投資や為替、税金について分かりやすく解説されていました。専門用語や難しい言葉も少なかったせいかスラスラ読めましたので、社会人で新たに勉強をしたい方にはおススメの一冊です。

20歳の自分に伝えたいお金のきほんがおすすめでない人

こんな人はおすすめしない

  • すでにお金の勉強をしている人
  • すでに投資を始めている人
  • お金について自分の考えをしっかり持っている人
  • なし
  • なし

基本的にはすべての人におすすめなのですが、すでにお金の勉強をされている人には物足りなさが感じると思います。この本は若い人向けや初心者の人、これから勉強を始めたい人に向けて丁寧に書かれている本です。すでに勉強していて、自分の考えをしっかり持っている人たちは、それぞれのレベルにあった本を読んで学ぶ方がよいかと思います。投資を始めている方も、投資を勉強する人は世の中のお金の流れも調べて学んでいるかと思います。学ぶことが目的で読まれる方がほとんどだと思うので、それぞれのレベルや考え方に合わて選んで頂いたらと思います。

20歳の自分に伝えたいお金のきほんをおすすめしたい人

こんな人におすすめ

  • 若い人
  • 1から勉強をしたい社会人
  • 新しいことに目を向けようと思っている人
  • 漠然とお金の管理をしてきた人
  • なし

題名のとおり若い人に向けて書かれているので、内容としては基本的な事を丁寧に説明されている本です。難しい表現があまりなく、いろいろな事を例に挙げながらの説明なので非常に分かりやすいです。これから経済の勉強をしたい、何かを学ぶきっかけにしたいと思っている人にはおススメの本です。初めの一歩を踏み出すには良いきっかけになるのではないかと思います。若い人だけではなく、社会人の方で「もう一度一から勉強したい」と思っている人も多いかと思いますが、そのような人にも読んでいただきたい本です。何歳になってからでも勉強をすることは大事だと思いますので、そのきっかけになればと思います。







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