ご紹介する本
1分で話せ
ジャンル: ビジネス・経済
著者: 伊藤羊一
出版社: SBクリエイティブ
発売日: 2018/3/13
本の長さ: 212ページ
この本から学べるポイント
- 1:話す前段階にてストーリー作りの重要性
- 2:プレゼンテーションの目的、本当の意味
- 3:人間はロジカルに伝えられるだけでは動かないということ
東京都にお住いのペンネームアズさんさん22歳男性(職業:学生?)から2022年11月頃に読まれた1分で話せを読まれたレビューになります。以下からKindleや中古で購入できるので興味がある方は是非見てみてください
1分で話せの内容
この本の主な内容はどのように話すとが効果的であるかという方法論になります。世の中には多くの話し方の本や論理的な話すコツにフォーカスしている本が多く出版されています。しかし、この本はそのようなものとは異なり、要点だけをいかにまとめて相手に自分の望み通りの行動に移せるかについて書かれています。そのため、結論、根拠、例題といった順序立てて話すことで相手の右脳と左脳を動かすことに注力しています。そのために必要な充備方法や考え方について書かれているものになります。
1分で話せの著者について
著者:伊藤羊一伊藤さんは東京大学卒業後、グローバル・オリジナル・MBAプログラムを修了し様々な仕事にて活躍している方になります。多くの企業にてメンターやアドバイザーを務めています。
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【要約】1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術【伊藤羊一】
1分で話せ本の要約
この本から学べるポイント
- 1:話す前段階にてストーリー作りの重要性
- 2:プレゼンテーションの目的、本当の意味
- 3:人間はロジカルに伝えられるだけでは動かないということ
この本は就職活動をしている方、社会人の方、自分の話がうまく相手に伝わらず悩んでいる方に向けた参考書のような本です。就職活動や社会人に成果に直結する部分である話し方、プレゼンテーションへの臨み方などに非常に役立つ情報、方法を学ぶことが可能になっている一冊です。面接でなんとなくは伝えられた、自分の発言の意図が誤って伝わっているなど、なんで伝わらないのだろうといった悩みに対して根本的な考え方から学ぶことができる一冊になっております。
話す前段階にてストーリー作りの重要性
まず、一つ目のストーリー作りに関してです。これはなんとなく話し始めるのではなっく、前段階にてなんのために話すのか、この会話の後に相手にどのようなアクションをとって欲しいのかという目的を明確にするということです。その際に重要になってくることがゴールを意識して段取りを組むことです。ゴールから逆算して文脈を構築し、常に聞き手の反応を想像し、欲しいリアクションを引き出せるように展開していく準備の方法について書かれています。
プレゼンテーションの目的、本当の意味
次に二つ目のプレゼンテーションの目的、本当の意味についてです。これはゴールを意識し、逆算して準備することと少し似ています。しかし、異なる点としては準備段階ではなく、話す際のポイントという点です。それはプレゼンテーションを通して、相手の頭の中に自分が伝えたいことの骨組みや中身を移植していく作業、伝えていく作業が必要であるということです。そのため、理想としてはプレゼンテーションの過程後、即座に答えをいただけるようにイメージを沸かせる話し方をする必要があるということです。
人間はロジカルに伝えられるだけでは動かないということ
三点目としては人間はロジカルに話されただけでは動かないということである。話に一貫性があり、正しい選択をされている話を淡々とされても人間の感情は動かないため、自分の望み通りの結果や反応を得ることが難しいということである。対前提、ロジカルに話が組み立ており、客観的に見て、正しいということは素晴らしいです。ですが、私たちは人間です。感情を伴って生きているのです。そのため、様々な感情に訴えかける手段が必要不可欠な要素の一つを構成しているのです。
1分で話せを読んでの感想やレビュー
この本を読んだ感想としては相手をコントロールするために文脈を構築していく方法の凄さを感じました。私は就職活動中に読みました。その際に利用した方法は主に三つあります。まずは、準備の段階で相手を想定しながら自分について話せるように意識しました。二つ目は結論に対して全て明確な根拠を立てることです。三つ目は自分が話したい内容に誘導することです。あえてつっこませるように話すことを意識して行いました。このような点を意識して話すことで初めて受けた面接と内定をいただいた面接では人が違うような成果を生み出すことができたと思います。
1分で話せがおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- 話し方で悩みを抱えていない方
- 友達などとしか会話がまだない方
- すでに話し方を身につけている方
- なし
- なし
基本的に全ての人にお勧めですが、すでに話し方を身につけている方やこのような話し方を必要としていない方には勧めません。理由としては、すでにこの武器が見についている方にとっては本を読む行為に時間を奪われてしまう可能性があるためです。また、このような話し方を必要としていない方というのは今いるコミュニティが友達や家族だけという方です。そのような方は、思う存分、今のコミュニティを楽しむことが重要であると思います。このような話し方の重要性に気づいた際にはぜひ、読んでいただきたい一冊になっております。
1分で話せをおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- 就職活動中の方
- プレゼンテーションなどを多く行う社会人の方
- ダラダラと話すことが習慣になってしまっている方
- 話の意図がうまく伝わらないという悩みを抱えている方
- 話し方を武器にしたいと考えている方
全ての人に共通して望んでいることは、自分の望む結果を得るために話し方を改善したいという気持ちであると思います。その理由としては、このような場面における話し方は友達や家族と無意識の中で会話するものとは別物であるためです。社会に出ていく中で、より意識しなければならない重要なポイントであるためです。そのため、簡潔にポイントを抑えて、または、自分の望む方向にアクションしてもらうための武器を持ち合わせる必要がこのような方々にあると感じました。この話し方の基盤はコミュニケーションという社会人の基盤を支えるものになるため、非常におすすめの一冊になっております