ご紹介する本
大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした
ジャンル: 文学・評論, エッセー・随筆
著者: クルベウ
出版社: ダイヤモンド社
発売日: 2021/4/14
本の長さ: 176ページ
この本から学べるポイント
- 1:心を軽くして生きる方法
- 2:仕事へ取り組む時の心構えとして、もっと楽な気持ちで良いんだということ
- 3:家族関係がうまくいく接し方
東京都にお住いのペンネームとむさん36歳女性(職業:経営者・個人事業主(自営業))から2022年12月頃に読まれた大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをしたを読まれたレビューになります。以下からKindleや中古で購入できるので興味がある方は是非見てみてください
大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをしたの内容
つい周囲に合わせてがんばりすぎてしまい、息苦しく生きている人に向けた本です。人生でどんな人にでも訪れる悩みや苦しみに対して、どのように考えていけばいいのかを指南してくれます。生き方・仕事・恋愛のことなど、人が悩むポイントごとに優しい文章でエピソードを交えて記述されています。横書きで1文が読みやすいので、本を読むまでに感じるハードルが低く楽な気持ちで読めます。挿絵も美しく、まるで美術館で絵画を見ている気分になれ癒されます。
大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをしたの著者について
著者:クルベウ詩人で作家。SNSで癒しのことばを発信して人気を集めています。韓国では書籍をいくつか出していてベストセラー本もあります。
Youtube
【本要約・アニメで解説】大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした (クルベウ) BTS/自己肯定感/ベストセラー
大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした本の要約
この本から学べるポイント
- 1:心を軽くして生きる方法
- 2:仕事へ取り組む時の心構えとして、もっと楽な気持ちで良いんだということ
- 3:家族関係がうまくいく接し方
人生で訪れる悩みに対して、具体的な解決法を優しい文章で指南してくれる本です。エピソードを交えて解説してくれますが、まさに自分の悩みと同じと思えるような共感性を刺激される内容が多くあります。誰でも悩む、仕事・人付き合い・恋愛について多く書かれています。具体的な解決法についても、心が苦しくなるような根性論は一切なく、優しい言葉で心が解き放たれるような、こんな考え素敵だなと思える方法です。読むと心が軽くなる一冊です。
心を軽くして生きる方法
好きなことをして生きることの大切さを学び心が軽くなりました。
私はこれまで、興味のあることにさまざま挑戦してきましたが、長続きせずに辞めてしまうことが多くありました。続けていることも少しはありますが、チャレンジしてきたことの多くは無駄になってしまったことに罪悪感を感じていました。また子どもの習い事もあまり続かなく、自分の悪いところが引き継がれているのでは?と悩んでいました。
この本には、好きなことをみつけるためにはお金と時間がある程度必要であるとキッパリと書かれていました。その文面を読んだ時に、自分や子どものチャレンジは無駄ではなく、好きなことを見つけるための過程であり必要なことだったんだと思えました。
これからは、これまでチャレンジしてきた人生を誇りに思いやりたいことをやってみる人生をおくれそうです。また子どもの習い事に対しても、それにチャレンジする姿を応援してあげ、そこで感じた気持ちを認めてあげていきたいと思えました。
仕事へ取り組む時の心構えとして、もっと楽な気持ちで良いんだということ
仕事への取り組むときの心構えが一新されました。
仕事をはじめるとつい、周りのように働きたい、こういうことがしたい!という気持ちが先走り、今の自分のできることとのギャップに苦しんで前にすすめなくなってしまうことが多くありました。
この本には、自分にできることを自分にこなせるスピードで取り組んでいくことで、心に問題を抱えることなく歩んでいくことができると書かれていました。
この言葉がスッと胸に入ってきて心が楽になりました。以降仕事に取り組むときも、今の自分にできることを精一杯しよう!と思えるようになりました。目標と今の自分との切り離しをして働けるようになったと思います。
家族関係がうまくいく接し方
家族との接し方について学ぶことができました。
人を好きになると、好きだからこそ相手に自分の望む姿になってほしいと思ってしまう欲が働くというくだりにハッとしました。これまでは家族に対して自分の理想とのギャップを感じてイライラしてしまっていたと感じました。相手に多くを望まずに、家族の気持ちを優しくつつみこむこと、それでも辛いなら相談してみることで家族とより良い関係が築いていけるのだと学びました。これからはこうして欲しいという気持ちを減らして家族の思いを聞きながら過ごしてみようと思えました。
大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをしたを読んでの感想やレビュー
家族や仕事、自分の生き方について考えるきっかけとなりました。一度読んだだけでも心が軽くなりましたが、いつかこの本が無くても心が元気を保てるようになるまで毎日少しずつ繰り返し読みたいと思える本です。書かれている言葉に納得して、励まされて、イラストに癒されて、心が落ち着きました。この本を読んだ当時、苦手な人に嫌なことを言われて落ち込んでいましたが、そういう人に自分の人生の時間を使う必要はないのだと、この本を通して実感することができ、悩みが軽くなりました。
大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをしたがおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- 情報がたくさん欲しい人
- 論理的な人
- 心が疲れていない人
- 繊細なこころが無い人
- なし
多くの人に共通する悩みについて書かれているので、基本的には全ての人におすすめです。
しかし読みやすい本である反面、情報が多く欲しいと思っている人には、物足りなさを感じるかもしれません。また心が疲れていない人や感情的にならない人などに不必要かもしれません。ただそういう人でも、これからの人生で辛いことがまったくおきないとは言えません。また周りの人の気持ちを理解したり、周囲に悩んでいる人がいた時にプレゼントできる本として、この本を知っておくのは良いと思います。
大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをしたをおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- 他の人との関わりで悩んでいる人
- 周囲と比較して自分の能力のなさに悩みを抱えている人
- 恋人や家族との付き合いに疲れてしまった人
- やりたいことが見つけられずに人生がつまらないと感じている人
- どんな仕事をしていいか迷走している人
人との付き合い方、人生で悩むポイント、好きなことをして生きないといけないというプレッシャーを感じて生きている人って多いのでは?とふだん友人などと話していて感じます。これらのことに網羅的に解決する方法がかかれている書籍です。また前述した内容で悩んでいる人は、心が疲れている人が多いと思います。この書籍は難しい言葉もなく、1文も短くまとめられていてとても読みやすいです。横書きなのでネットの文章に慣れている現代の人にも受け入れやすいと感じました。またイラストが美しく手に取るだけで心がホッとします。人間関係や人生で疲れた人の癒しになると思い、おすすめしたいと感じました。