ご紹介する本
キケン
ジャンル: 文学・評論, 文芸作品
著者: 有川 浩
出版社: KADOKAWA
発売日: 2016/6/17
本の長さ: 368ページ
この本から学べるポイント
- 1:コミュニケーションの取り方
- 2:先輩にかわいがってもらう方法
- 3:恋愛の進め方
長野県にお住いのペンネーム汐海 夏姫さん31歳女性(職業:専業主婦(主夫)?)から2022年8月頃に読まれたキケンを読まれたレビューになります。以下からKindleや中古で購入できるので興味がある方は是非見てみてください
キケンの内容
青春小説で、サークル活動内で学生たちの成長を感じ取る小説です。
サークルの先輩2人に振り回されながらどんちゃん騒ぎをしつつも、慕い、尊敬する後輩2人の姿に自分にはなかった青春を小説の中で体験させてくれます。
また振り回されるだけでなく、大学生特有の悩みにぶつかりながらも成長していく姿は懐かしさを覚える本です。
そして恋愛面もしっかり描かれています。
恋愛で悩み、喜び、一喜一憂する姿は笑いありで声が出てしまいます。
キケンの著者について
著者:有川 浩現在は有川 浩から有川ひろに改名して小説を長年書いている作家さんです。
代表的なものでは図書館戦争シリーズが人気です。
Youtube
「キケン」 有川浩 2017年
キケン本の要約
この本から学べるポイント
- 1:コミュニケーションの取り方
- 2:先輩にかわいがってもらう方法
- 3:恋愛の進め方
大学生の青春小説です。
サークルの先輩を慕いつつも、振り回されている後輩の姿に笑いあり涙ありの小説になっています。
先輩と仲良くなる方法、サークル活動の中での立ち回り方など社会生活においても役に立つような内容になっています。
また、現在大学生の方には共感できる部分がたくさんあるような内容です。
高校生には大学生活の参考になるような小説になっています。
オープンキャンパスだけではわからない、大学生活の内容が細かく書いてあるので参考になります。
コミュニケーションの取り方
コミュニケーション能力は一生ついて回るものです。
そのコミュニケーションを大学生の4人から学びます。
先輩によくしてもらうにはまず自分から積極的に声をかけることが必要になります。
その時に話しかける内容が大切になります。
それを彼らは上手にやっていました。
彼らは工学部の学生だったので、その授業だったりとか先輩でもわかり、自分に当てはまる話を振っていました。
先輩も1年生の時に取っていた授業なら対策など教えてくれるので会話が広がりやすいです。
先輩にかわいがってもらう方法
先輩にかわいがってもらうには、先輩をしっかり慕うことです。
先輩を敬い、尊敬している姿を見せることで先輩はやっぱりうれしいものです。
自分を慕っているとわかるとその後輩をほかの子よりも目をかけてくれます。
小説内では後輩が本当に先輩のことを慕っていて、先輩がその後輩をとてもかわいがっていました。
1年生なのに会計などを任せて信頼している様子も描かれていたので、とても先輩の手を借りながらも任された仕事を全うしているのでさらにかわいがってもらっていました。
恋愛の進め方
大学生ならではの恋愛が書かれていましたが、大人になっても恋愛の進め方は変わりません。
気になる子から連絡先を渡されたら絶対に連絡するってのは当然です。
付き合うまでは何度か食事やお茶をして中を深めていきます。
お付き合いが始まったら、相手のペースに合わせるのが鉄則です。
ここで暴走しないことが大切だと、小説から学びました。
小説内では男の方が暴走して別れてしまったので、暴走せずに相手のペースに合わせて、相手が何を求めているかを察することも大切になってきます。
キケンを読んでの感想やレビュー
青春を感じられる小説です。
大学生ならではの悩みなどあり、懐かしく思う小説です。
先輩後輩の仲の良さに嫉妬したくもなります。
大人も子供も楽しめる小説になっています。
高校生は自分のあこがれる大学生活のために受験勉強を乗り越えられるように背中を押してくれて、大学生には共感が得られる小説です。
大学卒業した社会人には懐かしさを感じ、また大学生の時の友達に連絡を取りたくなるような小説です。
青春だけでなく、仲間など大切にしたくなる小説です。
キケンがおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- 小中学生
- 現在大学がつまらない人
- サークル活動をしてこなかった人
- なし
- なし
小学生や中学生にはまだ早い小説です。
爆弾制作をし、それを爆発するシーンやバイクを校内で乗り回す描写があるので大学生というものに対し、ネガティブな印象を持たれる可能性があります。
爆弾制作など本来許されないので、子供が真似しないためにも諸学生や中学生にはまだ早い小説です。
小説はキラキラとした大学生活が描かれているので、今大学生活が楽しくない人はギャップに心身がやられてしまうかもしれません。
またサークル活動をしていなかった人もサークル活動がどういうものか想像するのが難しいのでおすすめはしません。
キケンをおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- 青春したいひと
- 大学生に戻りたい人
- 大学生にあこがれている人
- なし
- なし
大人になると大学生の時のあのキラキラした感じを忘れていってしまいます。
戻りたいと思っても絶対に戻れないあの時間にキケンを読むと一瞬であの時間に戻してくれます。
サークル活動を通しての文化祭なんかは特に大学生活の思い出になり、小説を読むと一瞬であのにぎやかな声や音が耳に響いてきます。
現在大学生の方は共感できる部分があり、笑える小説です。
また高校生には大学生の生活がどんなものかわからない部分があると思いますが、この本を読むことによって大学生活の想像がつきやすいと思います。
受験生は大学合格のために勇気づけてくれる1冊でもあります。