ご紹介する本
忘れる読書
ジャンル: ビジネス・経済
著者: 落合陽一
出版社: PHP研究所
発売日: 2022/10/26
本の長さ: 189ページ
この本から学べるポイント
- 1:読書は内容を忘れたとしても、自身の思考を深めてくれる方法だということ
- 2:ただ読むだけでなく、自分なりの考えを持って本を読む方が良いということ
- 3:様々なジャンルや時代の本を読む方が良いということ
京都府にお住いのペンネームdo-blogさん28歳男性(職業:会社員・職員(正規雇用)?)から2022年12月頃に読まれた忘れる読書を読まれたレビューになります。以下からKindleや中古で購入できるので興味がある方は是非見てみてください
忘れる読書の内容
読書をするという事で、どのように本を読めば良いのかや、読むことによる効果等が筆者の経験をもとに書かれています。特に印象的だったのはタイトルにもある「忘れる読書」の点です。読書すると内容を忘れないように注意して読書をしがちですが、そもそも多くの本を読むと内容を把握することは難しく、読書量も減ってしまいます。内容を忘れていたとしても、潜在意識に読書内容の概念が埋め込まれていて、自分の思考に役立っているからだと紹介されていました。
忘れる読書の著者について
著者:落合陽一メデイアアーティスト、大学准教授、ベンチャー企業の代表など様々な活躍をされている方です。非常に多くの読書を少年期からされており、自分なりの考えを多くの書籍や経験から引用して発進されています。
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【最新刊】忘れる読書 落合陽一
忘れる読書本の要約
この本から学べるポイント
- 1:読書は内容を忘れたとしても、自身の思考を深めてくれる方法だということ
- 2:ただ読むだけでなく、自分なりの考えを持って本を読む方が良いということ
- 3:様々なジャンルや時代の本を読む方が良いということ
読書に興味がある方に向けた、読書とはどういったものなのかを教えてくれるような本です。読書内容を忘れる事を恐れず、読書した内容は自身の思考の養分となっている事を教えてくれます。また、偏った著者独自の意見ではなく、最近のテクノロジーの話や、古い文献からの話もあり、多様な書籍を引用され話を展開されるのも特徴です。読書に興味がある方は、まずこちらの本を読むことで、読書の効果をより高めてくれる入門書のような一冊になっています。
読書は内容を忘れたとしても、自身の思考を深めてくれる方法だということ
読書内容を忘れると、読書の意味がなくなる事はなく、内容を忘れたとしても潜在的に自身の思考の糧となっているということです。読書内容を忘れないようにすることで、読む量が少なくなってしまうくらいなら、忘れてもいいから多くの本を読む方が良いです。多くの資産を持っている人ほど、読書量が多いといったデータもあります。忘れたとしても一度読書した内容は、潜在的に知識や概念として定着するので、自身の考えを深めていく事が出来るという点です。
ただ読むだけでなく、自分なりの考えを持って本を読む方が良いということ
忘れることを恐れず、ただ多く読書をするのではなく、読書中に自分なりの考えを持つことが大切です。自分の考えや疑問を持たず、ただ内容を読んでいるだけでは潜在的な知識や概念の糧とはなりにくいです。例えば記載されている内容について、「著者が記載しているときどのような気持ちで書いていたのだろうか?時代背景は?今の自分とは全く違う考えだ」といったように自分の考えや疑問を持ちながら読書をします。そのように読むと、ふとした時により読書内容が思い出され、自身の考えを手助けしてくれます。
様々なジャンルや時代の本を読む方が良いということ
同じジャンルのほんばかり読むのではなく、様々なジャンルの本を読むことで、自身の考えを深くしてくれます。例えば哲学、古典、小説、自己啓発、歴史など様々なジャンルを読むことで、偏った意見ばかりを取り入れないで多様な意見をとりいれることができます。さらに国や時代も違う本を読むことで、現代のデジタル社会でみんなと違う意見や考えを持つことができるようになります。すると自分らしい個性がつくられるので、様々なジャンルを読むことが大切です。
忘れる読書を読んでの感想やレビュー
読書内容を忘れてもいいといった考えが初めてでした。以前は読書内容を忘れないように、たくさん付箋をはったり、本それぞれの要約をするようにメモを取ったりしていました。ただそれが面倒に感じて、読書内容を忘れてしまっている事がもったいなく感じて、読書量が減っていました。それがこの本を読んだおかげで、忘れていた本も無駄でななかったんだといことに気づけました。今後は忘れてもいいから、たくさんの本を読みたいなと思います。
忘れる読書がおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- 自己研鑽に興味がないかた
- 自分の考えに固執してるかた
- 読書について全く興味がない方
- 自分なりの読書方法があるかた
- かなり多くの本をすでに読まれているかた
基本的にすべての人におすすめですが、多くの本を読んでいるかた、読書についてのメリットを知っているかた、自分なりの考えや疑問を持って読書をされているかたはすでにできているのかなと思います。自己研鑽に興味がない方や、そもそも読書で他人の考えを取り入れたくないといった方にはおすすめしません。あと専門的な知識を知りたいといった専門書ではありません。読書に興味を持っているかたであれば、すべての方におすすめだと思います。
忘れる読書をおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- 今後、読書量を増やしてみたい方
- 読書に飽きてしまった方
- 新社会人の方
- 何かに悩んでいる方
- 自己研鑽に励みたい方
読書をすることで多くのメリットがあると思ったからです。今後読書量を増やしたい方は、忘れる事を恐れずに読書をすることで読書量を増やす事ができ、教養を高められると思います。読書に飽きてしまった方は、読書内容に疑問を持ってみたり自分なりの考えを持つことで、読書を再開しようと思えます。新社会人の方は、自身が発言したり主体的に行動する事を求められるので、読書を通して自分の考えを持つことができます。何かに悩んでいる方は、読書が解決方法や動いてみようといった気持ちにしてくれます。自己研鑽に励みたい方は、読書を習慣にすることでより自身の教養や考え方を深めてくれます。