ご紹介する本
天才たちの未来予測図
ジャンル: ビジネス・経済
著者: 著者:成田悠輔、斎藤幸平、小島武仁、内田舞
編著者:高橋弘樹
出版社: マガジンハウス
発売日: 2022/9/29
本の長さ: 151ページ
総合
読みやすさ
学び
面白さ
この本から学べるポイント
- 1:他分野の4人の天才の考え方を少し知ることが出来ること
- 2:今後の未来や将来について、漠然とした不安が何となく明るくなるようなところ
- 3:「そのままを受け入れる」という考え方
東京都にお住いのペンネームQuさん32歳女性(職業:会社員・職員(正規雇用)?)から2022年10月頃に読まれた天才たちの未来予測図を読まれたレビューになります。
天才たちの未来予測図の内容
世界で活躍している4人の天才たちが取材形式で、各分野の視点からこれからの日本や世界の未来について話をしています。日本の教育や政治についてデータとアルゴリズムを融合して新たな仕組みを作っていくことであったり、自然環境や個人のメンタルヘルスについても言及しています。何となく漠然とした将来の不安がある中で、研究者たちが少し先の未来をよりよく変えようとしている、私たちの未来が少し明るくなるような1冊になります。
天才たちの未来予測図の著者について
"著者:著者:成田悠輔、斎藤幸平、小島武仁、内田舞
編著者:高橋弘樹"
"著者:成田悠輔(経済学者・データ科学者、イェールダイタク助教授)、斎藤幸平(経済思想家・マルキシスト・東京大学准教授)、
小島武仁(経済学者・東京大学マーケットデザインセンター長)、内田舞(小児科精神医・ハーバード大学医学部助教授)
編著者:高橋弘樹(テレビ東京プロデューサー、映像ディレクター)"
天才たちの未来予測図のYoutube
「天才たちの未来予測図」についてYouTube(ユーチューブ)で紹介している動画がないか調べてみました。
「しゅんの最新刊ビジネス書要約チャンネル。」チャンネルで紹介されているので良ければ合わせて見てみてください。
天才たちの未来予測図本の要約
この本から学べるポイント
- 1:他分野の4人の天才の考え方を少し知ることが出来ること
- 2:今後の未来や将来について、漠然とした不安が何となく明るくなるようなところ
- 3:「そのままを受け入れる」という考え方
コロナ禍での経済や政治問題や漠然とした「将来が不安」「未来がない」と思っている今の日本人に対して、世界で活躍する天才4人の考え方を少し覗けるような本になっています。4人が一人ずつ取材形式で未来について話をしています。内容はデータ・アルゴリズムを活用した研究内容などから権力や名声に囚われない生き方であったり、自然環境や個人のメンタルヘルスついて言及しています。漠然とした不安が「なんとなく大丈夫かも」と思わせる天才たちの話がとても興味深い1冊でした。
他分野の4人の天才の考え方を少し知ることが出来ること
4人の天才たちがそれぞれの分野で、それぞれの将来について話をしています。まず成田氏が日本の教育について、今後どのように教育にデータを活用していくかなどを話し、根本的な教育の問題について言及しています。たいていの問題では原因と責任がいつも入り混じり、本来の目的を失いがちです。機能不全を起こしている内容について指摘し、データとアルゴリズムを利用して、今の制度は正しいのか、新たな制度を作っていく必要性はないのかと問い直しています。
今後の未来や将来について、漠然とした不安が何となく明るくなるようなところ
「研究者は10年や20年ではなく、100年とかそういう単位の未来を見ている」と記載があり、昔からずっと天才たちは未来を見据え、現状をずっとより良いものに変えようと動いているのが分かります。また研究者たちが未来はよくなると前向きに研究に取り組み、あまり将来を悲観しすぎず問題点を冷静に受け止めている内容の記載があり、自分がどうしようもないと思っていることでも、前向きに取り組んでいることに少し勇気をもらえます。
「そのままを受け入れる」という考え方
コロナ禍で精神的に病んでしまう人が増えていますが、誰でも簡単にできる心理アプローチを提示してくれています。内田氏は、ネガティブな思考に支配されやすい中で、「再評価」という手法で自分を客観視し気持ちを整理してポジティブな感情に持っていく研究をしています。また、人によって脳機能の違いがあることも記載がありますが、ポジティブな思考にもっていく「再評価」を訓練することで気持ちの切り替えがうまくいくそうです。自分を見つめなおす時間を大切に感じる内容になります。
天才たちの未来予測図を読んでの感想やレビュー
まずは天才と呼ばれる日本人たちが知らない世界で各方面で活躍しているんだと思うと何だか嬉しくなりました。天才たちの研究内容は、自分にはどうやったら答えが導き出されるのか全く分からないですが、100年先の未来を見据えて改善していこうとしていることは日本の未来は明るいんじゃないかと思いました。何事にもそこまで悲観せず、目の前にある問題に冷静に、丁寧に一生活していくことが、今自分が出来ることだと感じています。
天才幼稚園児の本です。彼らの生き方を学び実践すべき時代です。
遊んで問題を解いて人に優しくあれ。
特に子供への尊敬を必ず持とう。
この本を読んでみてください: "天才たちの未来予測図(マガジンハウス新書)"(斎藤幸平, 小島武仁, 内田舞, 成田… 著)https://t.co/cUQCKqXRcD pic.twitter.com/Lvp5Jf5LiO— hisashi uehara (@HisaUehara) December 5, 2022
成田先生好きにとっては知ってること多いな。22世紀の民主主義とも重複多し。ただ、小島先生のマッチング理論、改めて行政との関わりがな深い。自分の仕事でデータとリソースアロケーションの観点から期待が大きいと感じた→天才たちの未来予測図#成田悠輔#小島武仁https://t.co/i1XabNXV80 pic.twitter.com/lxBzobSqyl
— かず@地方公務員の読書・勉強メモ (@tanditanditandi) October 16, 2022
天才たちの未来予測図がおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- 今すぐ自分を変えたいと思っている方
- 政治経済の話が嫌いな方
- お金儲けをしたいと思う方
- なし
- なし
基本的にすべての人におすすめですが、未来についての研究内容を記載しているものが多いので、今すぐ自分のマインドを変えたい、何か制度を変えたいと思っている人には向かないかと思います。肩書や権力、お金で幸福などを測るような記載はないので、分かりやすい価値観みたいなものを探してしまうとあまり読む意味は無いかと思います。また、民主主義や資本主義などの記載もありますので、政治経済の話を好まない方は少し読むのが進まないかと思います。
天才たちの未来予測図をおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- 色んな分野に興味がある人
- 専門的な文言が苦手な人
- ネガティブ思考になってしまいがちの人
- 仕事に疲れている人
- 漠然とした不安がある人
あまり専門的な言葉も出てこないので、全く知らない分野でもとても読みやすいと感じたからです。また、色々な分野の天才たちが各視点から話をしているので、新たな研究なども聞けてとても興味深いと思います。特に今問題によるあがるメンタルヘルスについても記載があり、ネガティブ思考に陥りやすい人には誰にも出来る「再評価」という手法の記載があるので、興味がある方は試してみる価値はあるかと思います。また仕事や人間関係に疲れている人も、肩書やお金などの幸福の尺度に囚われない考え方の一つとして読むにはいいかもしれません。