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読みやすさ
学び
面白さ
この本から学べるポイント
- 1:職種による働き方の固定概念の枠を外すことで楽になるということ
- 2:ひらめきのヒントを察知できるセンサーは養うことができること
- 3:味方が取りやすいパスは相手の成長を潰してしまうということ
兵庫県にお住いのペンネームチーズペンネさん29歳女性(職業:会社員・職員(正規雇用)?)から2021年2月頃に読まれたCHANGE-未来を変える、これからの働き方-を読まれたレビューになります。
CHANGE-未来を変える、これからの働き方-の内容
従来の建築の当たり前とされる仕事の枠から飛び越えて新たなカタチを創り出す建築家、谷尻誠氏の経験に基づいたプロセス本。「当たり前」とされてきたものを一変させた谷尻氏の考え方や視点、新たなものを生み出したきっかけ、経緯等が綴られており、働くうえで変化を求める人へ向けたメッセージ性の強い一冊になっています。谷尻氏が仕事のない時代から現在の建築事務所を構えるまでの間にどうやって道を切り拓き、どう行動してきたのか。先が不透明な時代を生き抜くための働き方のヒントを語っています。働く環境、働く意識、働く姿勢、など職種によってそれぞれ違いはあれど、これからの時代いかに楽しく、そしてなんのために働くのかを気付かせてくれます。
CHANGE-未来を変える、これからの働き方-の著者について
著者:谷尻誠
広島出身の建築家。自身の会社SUPPOSE DESIGN OFFICEの代表で広島と東京にオフィスを構え、その2ヶ所を拠点に幅広く活動している
CHANGE-未来を変える、これからの働き方のYouTube(ユーチューブ)
「CHANGE-未来を変える、これからの働き方」についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。
「3分 de 本」がポイントを開設しているので是非一度ご覧ください。
CHANGE-未来を変える、これからの働き方-本の要約
この本から学べるポイント
- 1:職種による働き方の固定概念の枠を外すことで楽になるということ
- 2:ひらめきのヒントを察知できるセンサーは養うことができること
- 3:味方が取りやすいパスは相手の成長を潰してしまうということ
"現在の自分の働き方についてもやもやしている方、悩んでいる方、変えたいと思っているけどどうしたらいいのか分からない方へ向けた新しい働き方のヒントが書いてある本です。
今の仕事が楽しくないのは何故なのか。働き方を変えるためには何を磨くべきなのか。人とのコミュニケーションの取り方や時間の作り方。これからの働き方とは。等々を著者の体験談に基づいて述べられている一冊になっています。こうすべき、ああすべき、という教科書のようなものではなく、著者が体験したことや心掛けていることなどを経歴の自己紹介文の一部といったような形で書かれています。自分に合う働き方というのは人それぞれ違うので言われた通りにするのではなくあくまで参考にして欲しいという、まさしくヒントが書いてある一冊です。"
職種による働き方の固定概念の枠を外すことで楽になるということ
"この職種の働き方はこうだからと思っていると今の働き方こそが正解で、もし今の働き方に苦痛を感じてしまったり嫌になってしまったらこの職種のことも嫌いになってしまうけど、どうすればこの仕事をしている自分が楽しいのか考えると仕事はラクなものになるということ。特に「仕事を楽しくするために必要なのは知識ではなく、執着できること」という言葉は利便性や損得を考えたり、効率性の最適を選択するよりも、執着したいことを煮詰めていくことで新しいものが生み出せたり人の心を動かすことが出来るのだと、読んでいて心を動かされました。
楽しい仕事を探すのではなく、自分が執着できることが仕事になれば楽しいというのは、
近年仕事に熱心なことをカッコ悪いとか捉えられることや仕事はこなすものだとされてきている中で、とても大切なことだと思いました。"
ひらめきのヒントを察知できるセンサーは養うことができること
"ひらめきは天才だけが生み出せるものではなく、世の中や身の回りにはヒントが落ちていてそれに気付くのはもしかしたらもっとずっと後かもしれない。なので気になったことはひと言でもいいからメモっておく。しかもアナログで。そうすると、いつかヒントに気付けるかもしれない。
「嫌いなものと言うのは、自分が持っていないものを、選んで蓄積してこなかったものだから新しい世界に出会う率をあげてくれる。
今の自分の世界を確実に広げてくれるんです。あなたが嫌がる、もの、場所、人には圧倒的チャンスがある。」
という意識で周りを見てみると、他人からの何気ないひと言にも敏感になりました。そんな何気ないことに気付けるためにはカタチに囚われず、人によって対応を変化させたり、行動したりする柔軟性を持つこと。それは自分の意識をちょっと変えることで出来てしまうことだと思いました。"
味方が取りやすいパスは相手の成長を潰してしまうということ
"味方にパスを出す際、相手が取りやすいようなパスを出すのではなく、自分がそこにいて欲しい場所にパスを出す。そうすることによってそういうやつだと理解して周りが合わせるというのが目から鱗というか。私はバスケは授業でしかしたことなかったですし、むしろ苦手だったので特に考えたこともなかったのですが、確かに相手が取りやすいパスは親切のように思うかもしれませんが、それでは相手にいつまで経っても自分がして欲しいことを汲み取ってもらえず、現状で良いと錯覚させてしまう。
それは仕事に当てはめることができて、親切で取りやすいボールは自分で状況判断しなくてもいい、考えなくても出来る仕事。理想とする場所に向けたボールは自ら考えて動くことが必要な仕事。成長できる仕事をさせてあげるというのがとても刺さりました。"
CHANGE-未来を変える、これからの働き方-を読んでの感想やレビュー
元々は谷尻誠という人物を知らず、書店でたまたま表紙が目について買いましたが出会えて良かったと思える本でした。最初はよくある自己啓発本で成功する手引きのような形態かと思いましたが、内容は案外エッセイのような感じで自分の失敗談や経験談を交えていて共感しやすく、「この人面白いな」と感じ、読み終わった時にはインスタなどで検索をかけていてまんまと魅了されていました。文章の書き方がとにかく簡潔で小難しい言葉を使ったりとか回りくどい説明があるわけでもないのでどんな年代の方が読んでも分かりやすいです。アドバイスの用に書いていて、実は谷尻さんのメッセージ性の強い一冊になっています。
CHANGE-未来を変える、これからの働き方の口コミ
谷尻さんのセッションは、10/15 20時〜start。
「CHANGE 未来を変える、これからの働き方」を予習かねて読みました。
心に留まった内容をグラレコで整理してみてます✔️#noteフェス https://t.co/YFwQ8VJCVC pic.twitter.com/y5f4JPNpcv
— イノウエ (@noz_inoue) October 13, 2021
2019年読んだ本(その1)
「CHANGE 未来を変える、これからの働き方」谷尻誠昨年頃から、「働く」ことについて漠然と考えてます。
70歳まで働く時代だけど、この仕事ずっとやるのかなあ、とか。
SEなんですけど、まったく楽しくないんですよね。つづく pic.twitter.com/3y778zgflE
— ひとつめ⁴⁶ (@hitotsume46) October 2, 2019
インテリア関係の仕事をしていた時、谷尻誠さんの建築はなんて繊細で美しくて優しいんだろうって思ってた。働くは「傍にいる人を楽にするため」谷尻さんのやさしいお仕事哲学。#2019年読んで良かった本 #CHANGE-未来を変える、これからの働き方- #谷尻誠 #読書メーター https://t.co/4HJ34YAcJu
— S (@sss_yoyoy) January 6, 2020
CHANGE-未来を変える、これからの働き方-がおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- 現状に満足している方
- 仕事にやりがいを求めていない方
- 仕事はいかに効率よくタスクをこなすものだと考える方
- なし
- なし
基本的にどんな人にもオススメですが、現状に満足している方は、この本に書かれてあることはすでに実践済みか、もしくは変化をつけたくないという方にはこの本の内容は参考にし辛いかもしれません。また、仕事にやりがいを求めていない方や、効率よくタスクをこなすことを最も重要視している方には、いかに便利で短縮できるかを求めていると思うので谷尻さんの言う執着できることや不便なことというものに違和感を感じるかもしれません。
CHANGE-未来を変える、これからの働き方-をおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- 現在の働き方、仕事の姿勢について違和感や不満を抱いている方
- いま何か自分自身を変化させたいと考えている方
- 現状を変えたいが何をすればいいか行き詰まっている方
- 新しい発想をした人のことが知りたい方
- なし
働き方を変えたいけど何をしたらいいか分からない。現状を変えたい。仕事が楽しくない。そんな方々へ、経験談をもとにアドバイスをしてくれる本です。谷尻さんの仕事に対するスタンスがわかりやすく書いてあり、言葉尻も優しいので現状に疲れている方に馴染みやすいです。ものづくりをする方だけでなく、会社での自分の在り方や人との接し方、人の動かし方等、社会において谷尻さんが心掛けていることを教えてくれます。自分の意識ひとつで変えていけるようなことから教えてくれるので挑戦しやすいと思います。また、現状を変える為には今まで自分が苦手だったり嫌いで避けてきたこともしていかなければ変化をつけることは出来ません。そんな苦手や嫌いなことに対して「こう対処してみよう」とアドバイスをしてくれるので挑戦してみようと意欲的させてくれます。