ご紹介する本
総合
読みやすさ
学び
面白さ
この本から学べるポイント
- 1:SOSを出せずに、自分でメンタルの自己処理をしていくことで、やがてキャパオーバーになり潰れてしまう。そうなる前に、人に頼ることも大切。
- 2:生きづらさを感じながら仕事をしている人は多い。自分だけではなくて、みんなが抱えているので孤独にならなくていい。
- 3:考え方を変えれば、ネガティブなこともポジティブに変わる。
千葉県にお住いのペンネームりんちゃんさん24歳女性(職業:公務員)から2021年11月頃に読まれた「考えなくていいこと」リストを読まれたレビューになります。
「考えなくていいこと」リストの内容
現代社会で働いている人の中で、生きづらさを感じながら日々を送っている人が沢山いる。特に今はコロナ禍で、生活が強制的に一変されてしまった。働き方も変わる中で、余計に考えることが増えてしまっている。
実際に働く人と接している精神科医・産業医が、仕事を行っていく上で考えなくてもいいことを、状況別に細かくリストにして上げている。
家に帰ってあれはどうだったかな、これはどうだったかなと考えてしまう時に、これを読めば心がスっと楽になる。
「考えなくていいこと」リストの著者について
著者:井上智介
精神科医であり、産業医で、会社などでこれまで1万人以上の働く人の悩みを聞き、メンタル面もサポートしている。
「考えなくていいこと」リスト本の要約
この本から学べるポイント
- 1:SOSを出せずに、自分でメンタルの自己処理をしていくことで、やがてキャパオーバーになり潰れてしまう。そうなる前に、人に頼ることも大切。
- 2:生きづらさを感じながら仕事をしている人は多い。自分だけではなくて、みんなが抱えているので孤独にならなくていい。
- 3:考え方を変えれば、ネガティブなこともポジティブに変わる。
「人間関係」「職場関係」「仕事」の3つの面から、考えなくてもいいことがまとめられている。考えなくてもいいことは考えずに、ラフに生きるためには、余計なことを考えないことが大切。自分を守るためにも、しんどいと思う気持ちが出来るだけなくなるように、考え方をポジティブにしていくことが必要となる。この本は、どうしようもなく仕事が「しんどい」と思っている人に、ストレス社会で上手く生き抜いていく考え方を教えてくれる。
SOSを出せずに、自分でメンタルの自己処理をしていくことで、やがてキャパオーバーになり潰れてしまう。そうなる前に、人に頼ることも大切。
アクセルを常に全開で、仕事のため、周りの人のためにと頑張りすぎていると、やがてその代償が自分に降り掛かってきてしまう。全部自分で抱えなくて良くて、余計なことも考えなくていい。自分が限界に達する前にブレーキをかけて、ストレス社会と上手く付き合っていくことが必要。
自分のメンタルに問いかけて、もう少し頑張れそう、もう無理そうだというサインに、自分が気づいてあげる。人のためを思うよりも、自分の心と向き合う時間もとても大切。
生きづらさを感じながら仕事をしている人は多い。自分だけではなくて、みんなが抱えているので孤独にならなくていい。
1万人以上の人の仕事の悩みを聞いてきたからこそ、たくさんのシチュエーションで、考えなくてもいいことがたくさん書かれている。自分が思っていることを他の人も考えているんだなと感じた。
心が弱いのは、自分だけではないかと思っていたが、心が弱いのではなくて、みんな「頑張りすぎている」ということ。
頑張りすぎるのは自分にとってもよくないことなので、適度に力を抜いて、楽な気持ちになれるように考え方を変えていくことが必要となる。
考え方を変えれば、ネガティブなこともポジティブに変わる。
仕事をしていると、同僚に比べて自分は仕事が出来なくてどうしよう…と考えたり、常にどうしよう、どうしようとあれこれ悩んでしまいがちになる。でも、他人は思っている以上に自分以外に興味はなくて、人の目は気にせずに自分らしく生きればいいんだと思った。
あくまでも仕事は、生活の中の一部にすぎない。それをプライベートにまで引きづったら時間がもったいないので、考えなくてもいいことは考えずに、思考をポジティブにしていこうと思った。
「考えなくていいこと」リストを読んでの感想やレビュー
漫画と活字で事例に沿って解説されていて、とにかく読みやすい。頭にスっと入ってくる。
こちらの気持ちに寄り添った文章の書き方をされているので、読んでいて温かい気持ちになる。
仕事の面で辛い、辛いと感じていたが、この本に出会ってその気持ちが軽減した。色々な考え方を自分に取り入れることが出来た。
ストレス社会で生きていくために、考え方を変えて自分の心が楽になる方法を考えるきっかけになった。自分を大切にして行こうと思う。
「考えなくていいこと」リストがおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- ポジティブな考え方を出来ている人
- 仕事にやりがいがあり、楽しいと思えている人
- 色々な考えを取り入れると余計に混乱してしまう人
- 自分の気持ちをコントロール出来る人
- 仕事面で悩みがない人
仕事の中での悩みを解決する本なので、特に仕事で悩みがない場合は、参考になることが少ない。やりがいを持って働けている人には必要が無い。
もう既にポジティブな考え方をできている人にとっては、共感出来る部分が少ないと思う。
頭の中の整理がまだついていなくて、この本を読んでしまうとあらゆる面から書かれているので、どうしたらいいんだ…と余計に悩ましくなってしまうかもしれない。だから、少し心に余裕がある時に読んだ方がいい。
「考えなくていいこと」リストをおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- 仕事がどうしても嫌な人
- 考えなくてもいいことを考えてしまう人
- 繊細な気持ちを持っている人
- 仕事を頑張りすぎて、心が疲れている人
- 誰に相談したらいいかわからなくなっている人
考えなくてもいいことを考えてしまう時に、どう気持ちを立て直すかのヒントがたくさん書かれているので、仕事で行き詰った時に読んでみてほしいと思う。自分もそういう時あるあると思い、夢中になって読んでしまう。
読み終えた時には、心が軽くなっていて、考え方を変えれば気持ちはこんなに楽になるんだなと実感する。もうどうしようもなく疲れてしまった心を癒してくれる。そしてこれ以上頑張り過ぎなくていいんだと思わせてくれる。