ご紹介する本
「売る」から「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義
ジャンル:
著者: 水野学
出版社: 誠文堂新光社
発売日: 2016/5/7
本の長さ: 232ページ
この本から学べるポイント
- 1:売るのではなく売れる。
- 2:ブランド力をつける
- 3:センスは経験から
大阪府にお住いのペンネームえいじさん49歳男性(職業:会社員・職員(正規雇用)?)から2022年10月頃に読まれた「売る」から「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義を読まれたレビューになります。以下からKindleや中古で購入できるので興味がある方は是非見てみてください
「売る」から「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義の内容
売るのではなく、売れるためにはどうしたら良いか。デザインの力を使って商品の力を引き出し、商品を売るのではなく、売れるように仕向ける。近年、デザインの重要性は増してきており、商品を見せるための方法や著者の経験談や成功事例を元に分かりやすく説明されています。この本は、ある大学での講義の内容が書かれています。これから社会に出て活躍する人達のための講義が本になっているので、とても丁寧で分かりやすい説明になっています。
「売る」から「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義の著者について
著者:水野学クリエイティブコンサルタント。
長期のブランド戦略。商品企画、パッケージ、グラフィック、映像をトータルに手掛ける。
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【水野学】「売る」から「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義 【くまモン】【書評チャンネル】
「売る」から「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義本の要約
この本から学べるポイント
- 1:売るのではなく売れる。
- 2:ブランド力をつける
- 3:センスは経験から
ビジネスの場において、デザインというものがかなり重要視されてきており、会社経営とデザインや商品企画との関係性が近い方が良いとされています。「売れる」デザインのポイントは、「発明」「ブームを作る」「ブランドを作る」この3点になります。良いデザインにはセンスが必要ですが、センスは積み重ねてきた知識をどのようにして磨き、活かしていくか。これらについて、著者の経験を元に詳しく分かりやすく説明されています。
売るのではなく売れる。
私は今販売の仕事をしていますが、売上を上げるためにどうしたらいいかを日々考えています。数年前とは違い今は「見た目」という部分が非常に重要視されていて、品質だけではなくパッケージやデザインも含めての商品開発をしないといけないと考えています。「見た目」が可愛らしいだけではなく、分かりやすい説明、商品が見やすいような店作りもしっかりできてようやく売上に繋がるのだと思います。お客様が何を望んでいるのか、会社としてのこだわりは何なのかを考えての取り組みが大事だと思いました。
ブランド力をつける
ブランド力とは高級店の商品というイメージになりやすいが決してそうではない。その会社や商品が持っている思いや志など特有の魅力などをいいます。会社としてのこだわりや歴史など「?らしさ」がとても重要になります。ただ売られたら何でもいいという考えではなく、会社のコンセプトに合わせて細部にまでこだわる。この積み重ねが「ブランド力をつける」事に繋がるのだと思います。この「ブランド力」を上げることがお客様からの信用になり、より良い商売へと繋がるのだと思いました。
センスは経験から
デザインを考えるうえで「センス」はとても重要な部分ではあるが、特別なものではなく誰にでも備わっているものだそうです。「センス」とは、積み重ねできた知識を最適化することだそうです。この「センス」を磨くには、まずは「王道や定番を知る」これが物事の基準となり、そのうえで「流行りを知る」「消費者が何を望んでいるのか」。これらを自分の知識や経験に基づいて考えていくとより良い商品作りに繋がっていくのだと思います。
「売る」から「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義を読んでの感想やレビュー
とても丁寧で分かりやすい本でした。私自身販売に携わる仕事をしており、「売るのではなく売れる商品」というのは、以前から課題にしていたのでとても参考になりました。年々、商品のデザインが重要視されており、内容よりも見た目が可愛らしいという理由で買われるお客様が増えてきています。対策は分かっているのですが、どうしていいか分からないという状態でした。この本を読んでヒントになる部分もありましたので、実戦に役立てていこうと思います。
「売る」から「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義がおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- 販売職でない人
- 仕事をリタイアした人
- 仕事が事務職や単調作業の人
- なし
- なし
基本的にすべての人にオススメですが、ものを売る仕事に必要な内容になっているので、販売や商品企画などの仕事をする人以外は参考にはなりにくく、仕事内容によって参考になる人とならない人が大きく別れるのではないかと思います。興味があって読む本というよりかは、仕事をするうえで必要な人が読み、今後の参考にするというケースが多いかと思います。学生向けの講義の内容が本になっているので、とても分かりやすかったです。
「売る」から「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義をおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- 販売に携わる人
- 商品企画に携わる人
- これから社会に出る学生
- 独立を考えている人
- なし
商売の基本は需要と供給です。売り手が「売りたいものを売る」のではなく「お客様が望んでいるものを提供する」という考えが大事だと思います。今はどの会社も技術力が上がり、どの会社も良い商品を販売しているので、ものが売りにくい時代になってきています。その中で他社との差をつけるにはデザインの力が大きく、具体的にどの部分にこだわっていけばいいのかが分かりやすく書かれているので、新商品の開発や売場での商品展開を考えている人にはとても参考になるかと思います。私も販売の仕事をしており、「見た目」で購買意欲が大きく変わるので、デザインの重要性を感じています。この本を読んで、今後の取組について参考になる部分が多かったです。