ご紹介する本
苦しかったときの話をしようか
ジャンル: 人文・思想, 倫理学・道徳
著者: 森岡毅
出版社: ダイヤモンド社
発売日: 2019/4/11
本の長さ: 308ページ
この本から学べるポイント
- 1:自分はどのような自分になりたいのかを具体的に考える方法
- 2:キャリアとはどういうことか
- 3:自分の強みの見つけ方
東京都にお住いのペンネームアズさんさん22歳男性(職業:学生?)から2022年9月頃に読まれた苦しかったときの話をしようかを読まれたレビューになります。以下からKindleや中古で購入できるので興味がある方は是非見てみてください
苦しかったときの話をしようかの内容
この本は著者である森岡毅さんが自身の娘に向けて書いたものです。その内容としては将来の夢であったり、仕事などについてどのように考えて人生を選択していくかについて書かれているものになります。この本から得られることとしては私たちが本当にやりたいことを見つけるためにどのように考えるのかということです。また、この本をきっかけに自分の人生について深く考えることで仕事だけでなく、なりたい姿や理想などを捉えることができるようになり、目的を持って生きることが可能になると思います。
苦しかったときの話をしようかの著者について
著者:森岡毅森岡さんは高下大学を卒業後、P&Gに入社をしております。その後は多くの本を出版しており、代表作としては「USJを劇的に変えた、たった一つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」などになります。
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【要約】苦しかったときの話をしようか【森岡毅】
苦しかったときの話をしようか本の要約
この本から学べるポイント
- 1:自分はどのような自分になりたいのかを具体的に考える方法
- 2:キャリアとはどういうことか
- 3:自分の強みの見つけ方
この本は就職活動を行う学生や自分の人生について悩んでいる、もっと良い人生を送りたいと考えている人に向けたものとなっています。この本ではキャリアということについて考えることができます。人生の中で平等に与えられているものは選択肢です。自分のキャリア、人生をどう生きていくかについて自分ごととして考える必要があります。その中で考え方のヒントであったり、自分の中にある選択肢をどのように選ぶかについての重要性を説いてくれる一冊になっています。
自分はどのような自分になりたいのかを具体的に考える方法
就職活動が始まったことを機に私はこの本を読みました。その際に自分が実際にやりたい仕事や具体的な夢が明確にありませんでした。その理由としては夢という大きな枠組みで考えすぎてしまっており、どのような目的のために働くべきなのか、自分はどのような姿になることが幸せなのかを考える方法を理解していなかったためです。その際にキャリアという枠組みではなく、どのような選択をしていきたいかなど理想の姿から逆算して人生の選択肢を思考していくといった方法を学びました。
キャリアとはどういうことか
私はキャリアというと仕事上の肩書きや昇進、立場などを表す言葉であると捉えていました。そのため、キャリアについて考える物腰が重くなってしまい、考えることを避けるようになってしまっていました。ですが、この本からキャリアへの概念を改めることになりました。それは自分はどのように生きていくかという仕事だけでなく、人生という広い視点から捉える必要があるということです。さらにその中で、自分について知ることが最も重要であるということを学びました。
自分の強みの見つけ方
先程のキャリアの思考法の中で自分について思考することの重要性を学びました。その中の要素として自分の中の強みを見つけることが鍵になることを学びました。その強みを見つけるサイクルとしては自分の好きなこと、夢中になった文脈を書き出します。さらに、その中から自分の好きを動詞として切り出していきます。そこから出てきた動詞を抽象的にグルーピング化していき、自分の得意分野、強み分野を炙り出していく方程式を学びました。
苦しかったときの話をしようかを読んでの感想やレビュー
この本を読んだ感想としては自分の人生について考え直し、明確な目標を持てるようになり、感謝したいということです。人生について考えようとは思っていましたが、不明瞭に終わらせてしまうことが多かったです。その中でこの本がきっかけで、人生への考え方、思考法の基盤を獲得することができました。今では人生について悩んだときにこの本を読み返し、簡単に考え直すことが可能になっており、好循環を生むことができていると思います。
苦しかったときの話をしようかがおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- 自分の将来について明確な夢や目標がある方
- 楽観的な方
- 強みがはっきりしていてその能力をいかせている人
- なし
- なし
基本的に全ての人にお勧めですが、すでに目標や夢が明確な方には特別おすすめすることは致しません。その理由としては、人生についてすでに深く考えることができており、自分の軸をぶらさずに努力していくことが重要であると考えるためです。自分の目標が明確で努力し続けることが非常に重要ですが、そのような人に対してもこの本はぜひ、読んでいただきたいと思います。強みの方程式などより人生の選択肢を広く捉え、生かすことができる可能性があるためです。
苦しかったときの話をしようかをおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- 将来の夢や目標がなく悩んでいる方
- 就職活動、転職活動中の方
- キャリアについて考え直したい人
- 自分の強みを見つけたい人
- 人生の選択肢を知り、広げたい思考を持っている方
このような人にお勧めな理由としては頭の中の思考を整理する必要があり、人生の選択肢について広く考える重要性があるためです。その際にこの本から強みについての方程式であったり、目的から逆算して行動していく重要性を学ぶことができます。特に、就職活動が始まったばかりの学生や将来の夢や目標に悩んでいる方にはアウトプットに映る作業をこの通りにやることで心が少しずつ晴れ、人生についての考え方の基盤を構築することができます。その基盤に基づいて、自分の中で考え直し続けることで目的を持って生きることができる一冊になっております。