ご紹介する本
池上彰の経済学講義 戦後70年世界経済の歩み
ジャンル: Kindle本, ビジネス・経済
著者: 池上彰
出版社: KADOKAWA
発売日: 2017/3/25
本の長さ: 411ページ
この本から学べるポイント
- 1:世の中のお金の流れ
- 2:戦後の復興からの日本の歴史
- 3:東西冷戦から’社会主義崩壊について
大阪府にお住いのペンネームエイジさん48歳男性(職業:会社員・職員(正規雇用)?)から2022年2月頃に読まれた池上彰の経済学講義 戦後70年世界経済の歩みを読まれたレビューになります。以下からKindleや中古で購入できるので興味がある方は是非見てみてください
池上彰の経済学講義 戦後70年世界経済の歩みの内容
経済とはどういうものなのか。お金の流れによって経済が成立しています。我々の生活において身近なところでは、消費行動や物を作る生産活動により経済が活発化し国の発展へと繋がっていきます。この経済を研究するのが「経済学」です。日本の経済を学ぶうえで「現代史」(戦後~高度経済成長期、バブル崩壊にかけて)についての理解が必要です。それと同時に近隣諸国の歴史や、冷戦時代のアメリカやソ連の動きも関わってきます。そのあたりの説明が丁寧に書かれています.
池上彰の経済学講義 戦後70年世界経済の歩みの著者について
著者:池上彰元NHKの記者。フリーのジャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、など幅広いメディアで活躍しています。
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経済学部特任教授 池上彰先生 特別講義「なんのために学ぶのか」
池上彰の経済学講義 戦後70年世界経済の歩み本の要約
この本から学べるポイント
- 1:世の中のお金の流れ
- 2:戦後の復興からの日本の歴史
- 3:東西冷戦から’社会主義崩壊について
日本の経済の歩みについて現代史(戦後~バブル崩壊)に沿って解説されています。後半は近隣諸国の歴史について。資本主義と社会主義の対立による東西冷戦について詳しく説明されています。大学での特別授業の内容が本になっているので説明がとても丁寧で分かりやすいです。今の世の中を知るためには、現代史を勉強するとより理解が深まりますので、これから経済の勉強を始めたいと思っている人には読みやすい内容になっているので是非おススメです。
世の中のお金の流れ
私たちの日常生活における消費行動や職場での生産活動が世の中の経済につながっているという身近な話から、金利や円高・円安、株価によるお金の流れなど、“よく聞くけどあまり理解していない話”まで1つ1つ掘り下げて説明されています。人の心理によって購買意欲が変わる行動経済学(心理学+経済学)についても様々な事を例に挙げ解説されていますので、何気なく買い物をしていることでもいろんな仕掛けがあるのだなと感心しました。
戦後の復興からの日本の歴史
今の日本の経済は問題点もいろいろありますが、戦後の廃墟からどのようにして復興し、ここまで発展してきたのかわかりやすく説明されています。なぜ高度経済成長が実現できたのか、それによって起こった公害問題について。貿易摩擦、プラザ合意による円高問題、バブル崩壊にかけて、世の中の状況も併せて説明されています。学生時代の日本史の授業ではここまで詳しく教わらなかったのでこの本を読んで、非常にいい勉強になりました。
東西冷戦から’社会主義崩壊について
戦後の日本経済の歩みと併せて、近隣諸国の経済政策についての説明も詳しく書かれています。アメリカとソ連の東西冷戦について。社会主義とはどういうものなのか、ソ連、中国、北朝鮮で行われた政策について失敗と教訓。社会主義崩壊後の冷戦終結。ベルリンの壁崩壊やソ連崩壊、天安門事件など子供のころニュースで何気なく見ていたことがこの本を読んで理解が深まり、「現代史」にも興味が持つことができました。何歳になっても勉強することは大事な事なのだと改めて実感しました。
池上彰の経済学講義 戦後70年世界経済の歩みを読んでの感想やレビュー
経済の基本を勉強したくて購入した本です。お金の価値についての説明から始まり、物の価値は需要と供給によって決まり、それが世の中の経済活動につながっていく。いろいろな事を例に挙げながら丁寧に説明されているので非常に分かりやすかったです。その後は戦後の復興や高度経済成長で目覚ましい発展を遂げてきたその裏では様々な公害問題もありました。日本経済の歴史とその時代の近隣諸国の歴史についても説明されているので、経済以外にも「現代史」にも興味を持つきっかけにもなりました。
池上彰の経済学講義 戦後70年世界経済の歩みがおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- 歴史に興味がない人
- ニュースや新聞をあまり見ない人
- 経済に詳しい人
- なし
- なし
基本的にはすべての人におすすめですが、強いて言えばあまり歴史に関心がない人にはお勧めできないかなと思います。新たに勉強したい人におすすめしたい本なので、いずれ興味を持ちこれから勉強したいなと思ってからこの本を購入していただけたらなと思います。初心者向けに書かれている本なので、これから勉強したい方にはおススメですが、経済について詳しくわたっている人には物足りなく感じると思うので、もうワンランク上の内容の本が良いかと思います。
池上彰の経済学講義 戦後70年世界経済の歩みをおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- 社会人全般
- 歴史を勉強したい人
- 経済に興味がある人
- ニュースをよく見る人
- 営業職の人
現在の世の中の状況を知るには現代史を知るとより深く理解ができるそうです。戦後の復興から高度経済成長、バブル崩壊にかけて、経済が大きく発展しましたがその反面、いろいろな公害問題など犠牲になった部分も多々あります。近隣諸国についても第二次世界大戦後に大きく変わりました。資本主義、社会主義の対立について丁寧に説明されており、社会主義の崩壊後、ベルリンの壁の崩壊、ソ連の崩壊、天安門事件など大きな分岐点になるような事についても丁寧に説明されています。大学の特別授業の内容が本になっているので、これから勉強を始めたい人にはおススメの本です。