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総合
読みやすさ
学び
面白さ
この本から学べるポイント
- 1:どんな人にも苦悩がある
- 2:目標を達成するためには、覚悟を持って決断しなければいけないこと
- 3:本当の優しさ
愛知県にお住いのペンネームyasugonsさん23歳男性(職業:その他)から2021年12月頃に読まれた嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのかを読まれたレビューになります。
嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのかの内容
2004年から2011年までプロ野球・中日ドラゴンズの監督を務めた落合博満さんを取材した作者が、シーズン中になにが起きたか、様々な事件や経験を通して作者の心情にどのような変化が起きたのか書かれています。各年、選手やコーチ、裏方の1人に焦点をあて、落合監督とシーズンを戦う上で、どのような心境の変化が起きたのか書かれています。また、8年間に渡ってオレ流野球と称された落合監督やチームメイト、周囲のスタッフを取材し、厳しい勝負の世界で下された決断についても書かれています。
嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのかの著者について
著者:鈴木忠平
日刊スポーツの中日ドラゴンズ担当を務めた記者です。記者として中々結果がだせない中、落合監督と出会い、監督を務めた8年間を追い続けた方です。
嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのかのYoutube
「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか」についてYouTube(ユーチューブ)で紹介している動画がないか調べてみました。
「イチラジ:「紙1枚」Radio」チャンネルで紹介されているので良ければ合わせて見てみてください。
嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか本の要約
この本から学べるポイント
- 1:どんな人にも苦悩がある
- 2:目標を達成するためには、覚悟を持って決断しなければいけないこと
- 3:本当の優しさ
社会人として伸び悩んでいる人に向けた本です。厳しい社会で生き抜くために、時には非常な決断を行う必要があることを教えてくれます。また、世間からは異質、変わった人だと評価されることでも、明確な意図を持って行動する事で、ゆくゆく評価されることが書かれており、会社で上司や部下との関係に悩んでいる人の悩みを解決してくれます。社会人として伸び悩んでいる人、レベルアップしたい人、現状を変えたい人にピッタリの一冊です。
どんな人にも苦悩がある
どんな人にも苦悩はあり、自分だけが悩んでいるわけではないということを学びました。プロ野球選手、広く言えばアスリートは強靱な体と精神力を持ち、厳しい勝負の世界に生きていると思っていました。しかし、プロ野球選手も1人の人間で、迷う心やチームを良くしたい思いからくる苦悩があり、決して強くはないことを学びました。現状を良くしたいという思いは一般人も含め、誰もが感じていることです。そこで悲観せず、諦めず、ポジティブに考えていけるかがポイントだと学ぶことができました。
目標を達成するためには、覚悟を持って決断しなければいけないこと
目標を達成するためには、覚悟を持って決断する必要があることを学びました。落合監督は試合中、いつも無表情でメディアの質問にも答えない印象がありました。感情がなく、勝利のためにはどんな決断もできる方だと思っていました。しかし、落合監督は敗戦から学び、覚悟を持って決断していることを知りました。全ては勝利のために必要だからです。私は決断するとき、あたふたして不安な気持ちになることが多いですが、目標を達成するためには覚悟を持って決断する必要を学びました。
本当の優しさ
本当の優しさを学びました。相手の思うように行動したり、甘やかしたりすることだけが優しさではないことに気がつきました。本人が受け入れられないこと、時には厳しい言葉をあえてかけることで、真の成長に繋がることを学びました。その時は相手から嫌われるかもしれませんが、後の成長のためには、厳しいことや嫌なことを言う必要があると知りました。全ては相手のことを思った行動で、甘やかすだけが優しいのではなく、厳しさも併せ持った真の優しさがあると学びました。
嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのかを読んでの感想やレビュー
元々野球が好きでしたが、いつも無表情の落合監督の後ろには、様々な事情や決断があって勝負に挑んでいたことを知りました。この本を読むまでは、冷たくて、奇想天外な奇襲を仕掛ける人だという印象がありました。しかし、すべての決断には理由があり、選手や裏方より強い覚悟で挑んだことも分かり、大変感動しました。また、作者が落合監督の取材を通して、社会人として様々な知見が広がり、成長していく姿に親近感を覚えました。プロ野球の監督の話はどこか別世界の話だと感じることもありますが、作者の成長を通して、よりこの本の良さを実感しました。
代表選を控える今、なんとなく読むべき雰囲気に導かれ手に取った「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか」読了。これは凄いものを読んだ…。「部外者には、内部の事情はわからねえんだよ」と乾いた笑いを浮かべながら、勝つことに徹した勝負感、人生観。悲壮なまでの覚悟に戦慄するばかり。 pic.twitter.com/yc00rpOeuV
— 音喜多 駿(日本維新の会 政調会長・参議院議員) (@otokita) August 7, 2022
明日9月24日発売
『嫌われた監督』
"落合博満は中日をどう変えたのか"週刊文春で大反響を呼んだあの連載がついに単行本に!落合監督の”本質“があきらかに。読み応えのある一冊#鈴木忠平#嫌われた監督 pic.twitter.com/oEzBA3ZaIx
— 川崎憲次郎 (@kenjiroh17) September 23, 2021
嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのかがおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- すでに高い地位にいる人
- 自分の世界が確立されている人
- プロ意識がすでにある人
- 成長したいという思いがない人
- なし
基本的にすべての人におすすめですが、地位の高い人やプロ意識のある人、自分の世界を確立している人は、この本に書かれていることや伝えたいことが既にできている人なのではないかなと思います。成長したいという思いがない人に関しては、現状を良くしよう、勝負に勝ちたいという思いが熱く感じ、冷めた感情になってしまうと思うので、おすすめしません。冷静に自分を見ることと、冷めた感情は全く違い、この本を読んだ意味がなくなってしまうと思います。
嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのかをおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- 優柔不断な人
- 社会人として現状に悩んでいる人
- 上司・部下との人間関係に悩んでいる人
- 目標を達成できずにいる人
- 苦悩があり、日々生きることが辛い人
優柔不断の人は中々決断することができず、後々後悔することが多いです。なにに悩み、決断できないのかを明確にし、自分を客観的な目線で見ることの大切さを教えてくれるため、おすすめします。また、決断する際の過程や悩みの実体験を学ぶことで、正しい決断をする手助けになるためおすすめです。さらに、働く中で人間関係や成果がでないことなどに悩んでいる人、日々の生活で苦悩がある人におすすめです。勝負の世界で生きるアスリートや裏方の悩み、苦悩を解決していく方法は、社会や日常生活を送る上で参考になります。悩みを解決していく過程、心の動きを感じることで、具体的に自らの苦悩を解決することに繋がるため、おすすめです。