ご紹介する本
総合
読みやすさ
学び
面白さ
この本から学べるポイント
- 1:将来のお金の使い方
- 2:人生とは何か
- 3:老後にお金が足らなくならないようにする方法
宮城県にお住いのペンネームうどんさん21歳男性(職業:学生?)から2021年11月頃に読まれたDIE WITH ZERO 人生が豊になりすぎる究極のルールを読まれたレビューになります。
DIE WITH ZERO 人生が豊になりすぎる究極のルールの内容
この本はタイトルにあるとおり、「死ぬときに所持金をゼロにする生き方」について書かれたものです。ほとんどの人が、そんなことの何がいいのか?そんなこと可能なのか?等の疑問を抱くと思いますが、この生き方がいかに素晴らしいかよく分かります。タイトルの他にもに「限られた時間のなかで最大限に命を燃やす方法を考えなければならない」「健康なくして富に価値なし」などの強烈なフレーズがたくさん出てきます。興味を持った方は前書きだけでもいいので読んで欲しいと思います。読んで後悔することはないと断言できるほど面白い本でした。
DIE WITH ZERO 人生が豊になりすぎる究極のルールの著者について
著者:ビル・パーキンス
アメリカ領ヴァージン諸島を拠点とするコンサルティング会社BrisaMaxホールディングスのCEOを務める。1億2000万ドルの資産を抱えるヘッドファンドのマネージャーでありながら、ハリウッド映画のプロデューサーやポーカープレイヤーなど様々な分野に活躍の場を広げている。この本が初めての著書である。
(『DIE WITH ZERO 人生が豊になりすぎる究極のルール』より引用)
DIE WITH ZERO 人生が豊になりすぎる究極のルール本の要約
この本から学べるポイント
- 1:将来のお金の使い方
- 2:人生とは何か
- 3:老後にお金が足らなくならないようにする方法
人生においてお金や時間をどのように使えば、最大限幸福な生活ができるかについて書かれています。
タイトルからお金の使い方についての本だと想像されるかもしれませんが、同じくらい時間の使い方についても詳細に書かれています。
世間一般的な考え方がいかに無駄が多いか具体的な数字で示し、どうすれば最適な生活が送れるか具体的に示してくれます。
死についても触れられており、人生設計における羅針盤のような存在になる本です。
将来のお金の使い方
「若いうちにたくさん働いて老後のためにこつこつ貯金をする」という一般常識的なお金の使い方では自分の望むような人生は手に入れられないことを学びました。こうした考えは、若いうちに時間とお金を交換しているにすぎず、年を取るとお金から経験や思い出を引き出す能力が下がってしまうことを見逃しています。大切なのはその時々においてふさわしい経験をすることだということがよく分かりました。この本を若いうちに読むことができて本当に良かったと思います。
人生とは何か
この本で強く主張されていることの一つに、「人生とは思い出の合計である。」というものがあります。思い出がたくさんある人生ほど豊かな人生であり、思い出が以下に人生を彩るか説明されています。
また、健康でいることの重要性についても触れられており、たくさんの思い出を作るためには健康な体が必要であると主張しています。こうした考え方はシンプルですが非常に新鮮で、私にとってかなり衝撃的でした。この本からもらった言葉を、人生の羅針盤として生活していきたいと思いました。
老後にお金が足らなくならないようにする方法
この本では若いうちからお金を使うことを主張していますが、同時に「もし老後にお金が足りなくなったらどうするのか?」ということについて触れられています。本当に死ぬときに所持金がゼロになることは不可能に近いですが、いかにしてそれを実現するかについて具体的な計算の仕方を提示してくれています。
ただ理想論を述べるだけでなく、そのような人生を手に入れるための戦略も明確に示してくれるので、信頼できる本だと思いました。
DIE WITH ZERO 人生が豊になりすぎる究極のルールを読んでの感想やレビュー
インパクトのあるフレーズが何度も出てきて、こんなに密度の濃い内容の本は珍しいと思うほどたくさんのことを学ばせてもらいました。
アルバイトで得たお金を社会人になったときの備えとしてずっと貯金してきましたが、大学生のときにしかできないことにお金を使うべきだと考えを改めました。
この本を読んで今後の将来に対して抱いていた漠然とした不安が軽くなりました。
何度も繰り返しになりますが、若いうちにこの本に出会うことができて本当に良かったです。
DIE WITH ZERO 人生が豊になりすぎる究極のルールがおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- 貯金が好きな人
- 貯金がゼロの人
- 60代以降の人
基本的にすべての人にお勧めできますが、貯金すること自体が好きな人にはおすすめしません。
この本の主張は「そんなにお金を貯め込んでどうするんだ。今を楽しむためにお金を使いなさい。」というものなので、あまりおすすめできません。
また、この本の対象は老後に向けてお金を貯め込みすぎている人であるので、貯金が全くない人にとってもおすすめできません。
加えて、上述の通り若いうちに読むことが望まれるので、60代以降の方にはおすすめしづらいです。
DIE WITH ZERO 人生が豊になりすぎる究極のルールをおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- 20代、30代の人
- 人生設計に悩んでいる人
- 老後について漠然と不安を抱いている人
ほとんどすべての人におすすめできますが、今後の人生について考え出した20代?30代の方に特におすすめします。若ければ若いほどその後の人生に与える影響が大きくなると思うので、高校生であっても読んで欲しいです。難解な言葉や表現はなくすらすらと読むことができるので、あまり本を読んだことがない人でも読みやすいと思います。
また、人生設計や老後について漠然とした不安を抱いている人にとって、この本で示されていることが羅針盤になる可能性があるので一度手に取ってほしいです。自分の将来について向き合う良い機会になると思います。