ご紹介する本
脳を鍛えるには運動しかない
ジャンル: 暮らし・健康・子育て, 家庭医学・健康
著者: ジョン J. レイティ (著), エリック ヘイガーマン (著), John J. Ratey (原名), & 2 その他
出版社: NHK出版
発売日: 2009/3/20
本の長さ: 350ページ
この本から学べるポイント
- 1:なぜ運動が必要なのか
- 2:運動をすることが、メンタル維持やましては脳を鍛える(つまり賢くなる方法の一つ)ことができる方法
- 3:適切な量の運動を日常に取り入れれば脳と気持ちを変えられること
大阪府にお住いのペンネーム読書家のむしさん29歳男性(職業:会社員・職員(非正規雇用)?)から2022年4月頃に読まれた脳を鍛えるには運動しかないを読まれたレビューになります。以下からKindleや中古で購入できるので興味がある方は是非見てみてください
脳を鍛えるには運動しかないの内容
運動が脳に及ぼす影響や運動によって精神疾患の患者にどのような変化を及ぼしたかなど、運動によってメンタル、フィジカルにおける影響を具体例を用いながら紹介している書籍です。例えば、アメリカの成績が良くない地区の学校で運動を取り入れる改革をすることで生徒の成績が変化した実績について紹介したり、精神疾患の患者さんたちのケアをしている医師が患者に服薬だけでなく運動プログラムを取り入れさせた時の変化をもとに運動の大切さを説いている本です。
脳を鍛えるには運動しかないの著者について
著者:ジョン J. レイティ (著), エリック ヘイガーマン (著), John J. Ratey (原名), & 2 その他医学博士。ハーバード大学医学部臨床精神医学准教授。マサチューセッツ州ケンブリッジで開業医としても活躍。研修医訓練の監督補佐を務めるマサチューセッツ精神衛生センターでは10年以上にわたって研修医やハーバード大学医学部学生たちを教える。また、ハーバード大学医師生涯教育プログラムの常勤講師として精神科医たちを教えている。
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【合格が証明】はっきり言います!運動すると頭がよくなります!科学的根拠だけでなく堀口塾でも証明!公立中高一貫受検や高校受験、大学受験に合格した子達の多くはスポーツをやっていました。【堀口塾】
脳を鍛えるには運動しかない本の要約
この本から学べるポイント
- 1:なぜ運動が必要なのか
- 2:運動をすることが、メンタル維持やましては脳を鍛える(つまり賢くなる方法の一つ)ことができる方法
- 3:適切な量の運動を日常に取り入れれば脳と気持ちを変えられること
健康に生きていきたいと考えている人や、頭がよくなるにはどうすればいいのかを知りたい!という人が読むことでメンタル的にも健康でいることができる方法や、脳を鍛える方法を学ぶことができる本です。精神論ではなくアメリカの学校で運動を取り入れることで成績が向上したデータや精神疾患の患者への効果など、具体的な成功例をもとにしながら科学的にもなぜその変化が起きたのかが紹介されている本です。専門用語が出てきて難しい内容のパートもありますが詳しく書かれているので何度も読み返しながら
理解を深めていける1冊です。
なぜ運動が必要なのか
運動はしたほうがいいというのは日本では文武両道という言葉がありますし、何となく多くの人に認識されていると思います。しかし、なぜ?と問われると答えられない人が多いと思います。私もその一人でした。今回この書籍を読んだことで運動によって引き起こされる変化をいくつも知ることができたことと、なぜその変化が起きたのかが科学的に紹介してあって運動することの必要性に納得することができ、運動することの意義を知ることができたことがすごく勉強になりました。
運動をすることが、メンタル維持やましては脳を鍛える(つまり賢くなる方法の一つ)ことができる方法
運動を取り入れたことによって成績に大きな変化があった事例について学ぶことができました。アメリカ・イリノイ州のある地区には学力層の低い生徒が集まっていました。その学校で朝の授業の前に体育の授業を取り入れたところ成績が向上し、アメリカ内でもトップクラスの成績を収めるところまで変化があったことを知りました。私も資格の勉強などをしているため座って勉強しているだけではダメだと意識の変化があり運動を取り入れるきっかけになりました。
適切な量の運動を日常に取り入れれば脳と気持ちを変えられること
運動をすると頭のもやもやがなくなったりという経験はありましたが、この本の中では神経科学の視点からなぜ運動すると学習能力が上がるのか。ストレスや精神疾患、ホルモン変化にまで影響を及ぼすのか。それらの理由を科学的に知ることができました。ある精神疾患の患者は薬の服薬では体調が改善せず長年苦しんでいたそうですが担当医が週に3回ほどの軽い運動を進めたところ大きく症状が改善したそうです。また、他にも脳への運動の影響を大規模調査した研究結果が乗っていて運動の必要性を強く感じさせてくれました。
脳を鍛えるには運動しかないを読んでの感想やレビュー
「脳を鍛えるには運動しかない」という本は読むのは少し大変でしたがそれ以上に価値のある一冊だったと思います。昔より運動する機会が減って運動しなくちゃと思っていたところでこの本を読むことで実行に移すことができました。結果だけでなく根拠や事例の紹介もしてくれていて科学的な内容も書かれていたので読んでいてすごく勉強になるとともに、気持ちも自分も運動しよう!を変えてくれたので本当に読んでよかったと感じています。
脳を鍛えるには運動しかないがおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- 難し内容の本は読みたくない人
- 短い本が読みたい人
- 科学的な内容に興味がない人
- 本にあまりお金をかけたくない人(ちょっと高めの本なので)
- なし
基本的にはすべての人にお勧めですが、ページ数の多い本なのであまり読書に慣れていない人にはお勧めできないかもしれません。また、根拠ではなく結論だけを知りたいという人もこの本はしっかりとその成果の理由を記載してくれているところがこの本の存在価値だと思うので値段的に高く感じてしまったり、魅力をあまり感じられないかもしれません。内容を理解して自分の人生を好転させられるヒントを探そうとして読める方向けの本だと思います。
脳を鍛えるには運動しかないをおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- 健康に興味がある人
- 賢くなりたい人
- 教育関係の職についている人
- 医者
- 子育てをしている親御さん
科学的なデータもしっかり掲載されていて説得力のある1冊なので、「健康で生きていくためには運動したほうがいいとわかっているんだけどできてないよ」という人にはちょっと今から少しでもやったほうがよさそうと思わせてくれるのでお勧めです。また、アメリカの学校で成績向上に運動が大きく寄与した事例も載っていて、昨今日本では受験勉強ばかりにフォーカスされている感がありますが、いかに運動と勉強の両立が大切かを教えてくれる内容なので是非、教育関係の方や子供を持つ親御さんに読んでいただければ考え方が変わると思ったのでお勧めしたいと思いました。