ご紹介する本
采配
ジャンル: 趣味・実用, 自己啓発
著者: 落合博満
出版社: ダイヤモンド社
発売日: 2011/11/17
本の長さ: 304ページ
この本から学べるポイント
- 1:心技体ではなく体技心
- 2:予習ではなく復習が必要
- 3:シンプルな指導こそ重要
大阪府にお住いのペンネームエイジさん49歳男性(職業:会社員・職員(正規雇用)?)から2022年11月頃に読まれた采配を読まれたレビューになります。以下からKindleや中古で購入できるので興味がある方は是非見てみてください
采配の内容
落合博満さんが8年間中日の監督をしていた時代の話が書かれています。それぞれが短い内容で書かれているので、読みやすく分かりやすい。野球の話だけではなくて、ビジネスの場でも必要とされていることも書かれているので、一般の会社員が読んでも参考になる話が多いです。8年間でリーグ優勝4回、日本一1回。選手としても監督としても圧倒的な成績を残しているだけにとても説得力があります。野球好きの方にとっては読みやすい内容ではないかと思います。
采配の著者について
著者:落合博満野球評論家。ロッテ、中日、巨人などで活躍。3度の三冠王を獲得。８年間中日の監督をし、４度のリーグ優勝、１度の日本一になり常勝チームを作る。
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【10分で解説】采配 落合博満
采配本の要約
この本から学べるポイント
- 1:心技体ではなく体技心
- 2:予習ではなく復習が必要
- 3:シンプルな指導こそ重要
監督としての目線で書かれた本ですが、我々のような会社員だと現場責任者、部下を持つ立場の人など責任を持つ立場の人達に通じる話が書かれています。部下の育て方、チームとしてどのように成果を出していくのか。プロとしての心得などすべてにおいて裏付けられた理論があります。野球好きの人だけでなく、若いビジネスマンや部下を持つ立場の人、現場を管理する人、自分の仕事を見直してみたい人などいろいろな立場の人が読んでも参考になることが多いと思います。
心技体ではなく体技心
人の成長にとって不可欠な要素として「心技体」という言葉があります。精神面、技術面、体力面を表しているが、この要素を大切な順にすると「体技心」になると思う。人間の生活を根本的に支えている体力をつけておく事が大事になるが、野球選手なら1年間ケガ無く戦える体を作る。ビジネスの場合は、無駄なく仕事をこなしていく生活サイクルの確立。つまり、「仕事をしていく体力」がまず必要。その土台の上に技術を身につけ、レベルアップし結果を出すことによって自信をつける。社会人として成長していくためには、この順番で進めていくことが良いと思います。
予習ではなく復習が必要
野球の試合では、相手の特徴を事前に調べデータを頭に入れてから試合をするが、実際にバッターボックスで自分の目で見て速さやキレを実感すると、事前にビデオ映像で見たものとは違うことが多い。前もって情報を頭に入れておくことは重要ですがそれがすべてではない。この経験をいかに次に活かしていくかが大事です。会社員としても予想通りにいかないことが多く、今回上手くいかなかったことや良かったことをしっかり分析して次に活かしていくことが重要なのだなと思いました。
シンプルな指導こそ重要
落合さんんは現役時代に、どうすれば打撃技術をシンプルにできないかを追求してきました。しかし、やればやるほど難しい方向にいってしまったそうです。引退後はいかにシンプルに伝えるかを模索してきたが実際にはかなり伝わりにくいそうです。難しい言い回しの方が高度な内容だと感じる人が多いようですが、実はシンプルな表現の方が、相手に勘違いされる場合が少なく大事な要素が凝縮しているものです。ムダというムダを省いたものがシンプルなものになるので、重要なものが備わっているのだと思う。
采配を読んでの感想やレビュー
それぞれが短い内容でまとめられているので、とても読みやすく分かりやすい内容でした。私自身が野球好きなので興味深い事が多く書かれていましたが、ただ面白いだけではなく、今の自分の仕事を振り返った時に、「これでいいのかな」「もっとこうしておけばよかった」と考えさせられることも多々ありました。とても深い内容で仕事にも活かしていける話が多かったので、ビジネスマンには是非読んでいただきたい本です。とてもいい刺激になりました。
采配がおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- 野球に興味がない人
- 組織に属していない人
- 人間関係に疲れた人
- なし
- なし
基本的にすべての人におすすめですが、普段野球を見ない方にとっては、想像しにくい部分も多く出てくるかなと思います。選手の個人名や技術的な事や専門的な事など、なかなか理解しにくいかなと思います。内容そのものは読みやすく分かりやすいので、いろんな方におススメできる本ではありますが、野球にあまり馴染みがない方にとっては、とっつきにくい部分はあるかと思います。組織の動かし方について参考になる部分が多いので、個人で活動されている方よりかは、組織に属している方が参考にしやすいかなと思います。
采配をおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- 野球好きな人
- 新社会人の方
- 中間管理職の方
- ベテラン社員
- なし
野球を通じて一般の会社員にも当てはまるような内容です。落合博満さんが監督生活８年間の中で監督の目線で見た組織の動かし方であったり、選手に対しても目の向け方や育て方など、技術的な事ではなく「プロとはこうあるべきだ」という事が書かれています。我々一般の会社員にも共通する部分も多く書かれており、新人、ベテラン、管理職など、様々な立場の人が読んでみて参考になるかと思います。1つ1つの項目が短くまとめられていますので、とても読みやすく、分かりやすい内容でした。特に野球好きの人にとっては興味深い内容になっているかと思います。
