ご紹介する本
いまあなたに必要なのは答えじゃない。問いの力だ。
ジャンル: ビジネス・経済, 経営学・キャリア・MBA
著者: 岸良裕司
出版社:
発売日: 2023/2/21
本の長さ: 143ページ
この本から学べるポイント
- 1:自分の頭で考えること
- 2:正解のない質問ほど実は相手の人間性が出てくる
- 3:問いはうまくいかなかったことへの答え探し
兵庫県にお住いのペンネームメメさん39歳男性(職業:経営者・個人事業主(自営業))から2022年2月頃に読まれたいまあなたに必要なのは答えじゃない。問いの力だ。を読まれたレビューになります。以下からKindleや中古で購入できるので興味がある方は是非見てみてください
いまあなたに必要なのは答えじゃない。問いの力だ。の内容
答えを求めることは実は握手であり、何故という疑問をもってして質問をすることのほうが実は重要であるというのがこの書籍の書かれている内容になります。つまり、答えばかりを優先すると、答えありきでそれで満足してしまい、学習するということを放棄しているのが答えばかりを求めることを意味します。この本は、答えばかりを求めると思考放棄をしてしまうことを述べており、思考放棄しないために重要なのは疑問を持つことだということを伝えている書籍です。
いまあなたに必要なのは答えじゃない。問いの力だ。の著者について
著者:岸良裕司マネジメントサイエンスという科学に精通した方で笑いながら学べる産業改革などの講義のほかまじめな参考書を手掛けるなどかなりギャップを持つ人物です。
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本のソムリエの5分間要約「いまあなたに必要なのは答えじゃない。問いの力だ。」岸良裕司(著)
いまあなたに必要なのは答えじゃない。問いの力だ。本の要約
この本から学べるポイント
- 1:自分の頭で考えること
- 2:正解のない質問ほど実は相手の人間性が出てくる
- 3:問いはうまくいかなかったことへの答え探し
この書籍は、相手に対して問うことでメリットを得ましょうよというのを売りにしています。つまり、問いを相手に対して行い、答えが返ってきますが、その答えがなぜそうした答えを返したのかを知ったり相手に質問することが重要であるという書籍です。相手側のなぜこういった回答をしたかで納得できるとそれはメリットになる問いになり参考になると位であるということです。逆に相手がなぜ、という言葉に対して知らんがなというそぶりを見せた場合、その問いは、はっきり言って参考にならず、メリットもない問いだということです。
自分の頭で考えること
自分の頭で考えることこそが質問に対する答えになるため、考えることを放棄して答えばかりを求めていると成長しないという考え方です。これはまさにその通りで、学校の勉強などで英語なんかであれば、とりあえず暗記して答えがそうだからそれでよいじゃあないかという考えで答えを知ることを優先した英語を覚えると本番では通用しません。なぜなら、テンプレ通りに英会話なんて進まないからです。もっと言えば、疑問とかを持ち合わせているから英語の場合、何故という点について答えを探していく姿勢になるため、答えを探す姿勢が重要で答えを聞き出すことはあまり重要ではないのです。
正解のない質問ほど実は相手の人間性が出てくる
正解のない質問を相手にぶつけて答えが自分の望むものではなかったとしてもそれは明確な相手の意志であり答えです。だから、正解のない質問ほど相手がなぜこういった答えを口にしたかを考えると相手の人間性が見えてきます。人間性が見えれば、相手の考えを理解できるため、答えばかりを探す人物の場合、相手を理解しようとしません。よって、この正解のない質問を理解しようとすることはとても重要で、相手の人間性を理解するうえで重要です。
問いはうまくいかなかったことへの答え探し
相手に質問をする問いは早い話、自分がやってみてうまくいかなかった際相手から答えを得ようという答え探しみたいなものです。だから、質問の仕方を工夫して相手から自分が迷っていてどうしたらよいのかわからないという方向に話を導くことでアドバイスをもらう、というのが良い問いになります。一方で、答えありきで質問して答えが自分が望んでいないものだった場合、それは質問の仕方が悪いため、自分が悪いということに気が付いていないということです。
いまあなたに必要なのは答えじゃない。問いの力だ。を読んでの感想やレビュー
道理を重要視することはとてもビジネス向けの参考書のように感じます。特になぜ、という疑問について理解していないと第3者になんで?と言われた際、本人に成り代わって説明を求められた場合説明できないですからね。そうなるとビジネスマンとして人の意見とか考えを聞いておらず、答えだけを聞いてきたのかと言われてしまうので、あまり望ましい考え方であると言えないでしょう。もちろん答えあって出答えだけでよいという会社もあるかもしれないですが、答えばかりを求めていると成長できないと感じました。
いまあなたに必要なのは答えじゃない。問いの力だ。がおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- ビジネスマンではない人
- 他人のことはどうでもよい人
- 答えを重要視してその過程はどうでもよい人
- なし
- なし
・答えありきで答えに至る理由についてどうでもよいという人はおすすめしません。
この書籍は、答えを導き出すうえで、理由を大事にしている書籍なので、理由はどうでもよい、答えありきだという考えの人はおすすめできません。恐らくですが、答えさえ知ればそれでよし、その答えになる道理は別にどうでもよい、結果がすべてであるという考えの人物であれば、この書籍に書かれていることについて共感できないでしょう。この書籍は道理を重要にみていて、道理があるからビジネスが成り立つという方向けです。
いまあなたに必要なのは答えじゃない。問いの力だ。をおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- 相手への質問の仕方がわからない人
- 自分で考えることを放棄していない人
- 答えの中身を重要視する人
- なし
- なし
この書籍は、質問をする際、答えが返ってきますが、答えを受け取るうえで、質問の仕方が重要であることを解いています。なので、お勧めできるポイントは、答えの導き方である質問の方法について学べる点です。質問をしてよい回答を得るこれが最大のメリットになることだとこの書籍では解説しています。これは、ビジネスにおいては、答えを知るだけでは、何故という疑問が解決できていませんので、その場しのぎでしかないです。一方、答えを知ると道理を知りますので他の人物がなぜということを求めた場合、理由は○○ですと説明できるため、説明できるようになると相手からも信頼されますのでビジネスマンにお勧めです。