- 1:GIMPはPhotoshopの代用として活用できること。
- 2:GIMPを使用するにあたって修得したことはPhotoshopでも応用できること。
- 3:世の中には知らないと損をすることが本当にあるのだということ。
- 1:GIMPはPhotoshopの代用として活用できること。
- 2:GIMPを使用するにあたって修得したことはPhotoshopでも応用できること。
- 3:世の中には知らないと損をすることが本当にあるのだということ。
- グラフィックデザインの知識・経験が豊富な方。
- 全体的に事典のような構成の本を求めている方。
- 基礎だけでなく応用まで全てを網羅したい方。
- お堅い雰囲気の本をお求めの方。
- Photoshopを使いこなせる方。
- グラフィックデザインの知識・経験のない方。
- GIMPの基礎を短時間で網羅的に修得したい方。
- 楽しく読みたい、楽しく学びたい方。
- 困ったら開ける、ずっと頼れる本が欲しい方。
- Photoshopの使用法を修得したいけれど、Photoshopを持っていない方。
ご紹介する本
総合
読みやすさ
学び
実用性
この本から学べるポイント
東京都にお住いのペンネームN.Yさん34歳女性(職業:その他)から2021年1月頃に読まれたGIMPのドリル!を読まれたレビューになります。
GIMPのドリル!の内容
Photoshopの代用として利用できる無料のグラフィックソフト、GIMPの解説本です。GIMPそのものと、練習に使用する素材が付属しています。写真補正・写真加工・描画・文字入力の方法が基礎から解説されており、実際に作業しながら練習できるようになっています。ウェブサイトや印刷物を制作する際のより実用的な内容も、最後に記載されています。ツール・ダイアログ・フィルターの説明付一覧表も、巻末付録として付いています。
GIMPのドリル!の著者について
著者:長谷川アンナ
イラスト・グラフィック・Webに関する活動をされていた方です。現在はsonihouseとして活動されています。
GIMPのドリル!本の要約
この本から学べるポイント
GIMPは非常に便利である、ということが、本書が読者に伝えたい要点だと思います。読むと、無料なのだから質が低いのでは、という予想が覆されます。著者の方が、GIMPの素晴らしさを広めたい、という熱い思いで書いていらっしゃるので、GIMPの質の高さがよく分かる内容となっています。また、オンラインショップやポストカードの制作法が取り上げられていたりと、GIMPはグラフィックデザイナーに限らず、あらゆる職種の人にとって使い道があることに気づかせてくれます。
GIMPはPhotoshopの代用として活用できること。
GIMPの質の高さは、Photoshopの代用として使用できるほどであるということが、よく分かりました。もちろん完全な代用となるわけではありませんが、Photoshopに備わっている機能の多くを、GIMPは網羅しているのです。例えば写真に関して言えば、明るさの専門的な調節、歪みの補正、特定の色合いの変化、合成写真の作成等、高度な補正・加工が可能です。Photoshopを持っていないからグラフィックデザインはできない、と諦める必要はないことを知りました。
GIMPを使用するにあたって修得したことはPhotoshopでも応用できること。
いつかPhotoshopを使用することになったとしても、GIMPを使用するにあたって学んだことは無駄にはならないのだ、という嬉しい発見がありました。全く同じというわけにはいきませんが、GIMPとPhotoshopとでは使用法がかなり共通していたり、似通っているらしいということが、本書を読んで分かりました。GIMPを使いこなせるようになっていれば、Photoshopの修得は早いでしょうし、GIMPではこうだったから恐らくこうなのでは、という勘が働くようになるだろう、ということです。
世の中には知らないと損をすることが本当にあるのだということ。
無料であまり知名度が高くないにも関わらず、ここまで質が高いソフトウェアが存在するとは、本当に驚きました。無料ほど高いものはない、良いものはすぐ世に広まるもの、という考えが覆されました。今後はソフトウェアに限らず、無料だからといって疑ってかからないようにしよう、人知れず存在するものを探すようにしよう、と考えるようになったので、視野も可能性も広がりました。GIMPの素晴らしさを伝えたい、GIMPを広めたい、という熱い思いで書かれた本だからこそ、このような大きな学びまで得られたのだと思います。
GIMPのドリル!を読んでの感想やレビュー
素晴らしい本に出会え、嬉しいです。ソフトウェアの解説本はよく試し読みしますが、本書ほど、デザイン、面白さ、実用性の全てが揃った本は、初めてです。無味乾燥な雰囲気の解説本が多い中、本書は初心者に親切な本、楽しめる本にするため、労を惜しまず作られたのだろうなと、読んでいて心が温かくなります。イラストレーションも、グラフィックソフトの本でありながら、手描き風の温かみのある絵です。解説本を読むことが苦手、という方に、ぜひお勧めしたい一冊です。
GIMPのドリル!がおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
Photoshopを使いこなせる方や、グラフィックデザインの知識・経験が豊富な方は、本書を読まずとも、GIMPを使いこなせてしまうかもしれません。また、初めから終わりまで読むのではなく、知りたいことのみ調べられる本をお求めの方には、全体的に事典のような構成の本の方が適しているかと思います。私には十分な内容でしたが、文字もページもそれほど多くない本ですので、読み終えた今も、まだまだ知らないことはたくさんあるのだろうな、という気がします。
GIMPのドリル!をおすすめしたい人
こんな人におすすめ
本書は初心者向けです。グラフィックデザインの業界用語も、難しいパソコン用語も使用されていません。文字もページもそれほど多くなく、文章が思わず笑ってしまうほど面白いので、あっという間に読み切れました。また、著者の方による素敵なイラストレーションがふんだんに散りばめられていて、ページを捲るのが楽しみでした。実用性も高く、知りたいことが書かれている部分が見つけやすい構成となっていますし、「GIMPの事典」のように利用できる巻末付録は未だにしょっちゅう開きます。