ご紹介する本
総合
読みやすさ
学び
面白さ
この本から学べるポイント
- 1:最初の一言から会話を膨らませる方法
- 2:雑談で会話を回すのに丁度よい秒数
- 3:質問するときは会話を「進める」質問をすること
神奈川県にお住いのペンネームみずさん40歳女性(職業:専業主婦(主夫)?)から2021年12月頃に読まれた雑談の一流、二流、三流を読まれたレビューになります。
雑談の一流、二流、三流の内容
「また話したい」と思われたい。だけど喋るのが下手でなかなか相手と良い関係を築けない。そんな悩みを持つ人の為に書かれたハウツー本です。雑談でよくある悩みをパターン別に分け、三流は〇〇する、二流は〇〇する、では一流は……?という流れで具体的な手法を教えてくれます。会話が続かず気まずくなる、相手との距離感が掴めず空回りしてしまう、名前を忘れてしまい慌ててしまう、等々、誰もが経験する悩みを解決する全45メソッドが紹介されています。
雑談の一流、二流、三流の著者について
著者:桐生 稔
株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役
日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
一般社団法人日本声診断協会音声心理士
雑談の一流、二流、三流のYouTube(ユーチューブ)
「雑談の一流、二流、三流」についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。
「中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY」で分かりやすく解説しているので是非一度ご覧ください。
雑談の一流、二流、三流本の要約
この本から学べるポイント
- 1:最初の一言から会話を膨らませる方法
- 2:雑談で会話を回すのに丁度よい秒数
- 3:質問するときは会話を「進める」質問をすること
気軽な雑談が苦手、でも好印象を与えたいと悩む人に向けたメソッド本です。雑談の始め方、話の広げ方、聞き方とリアクション、盛り上げ方、相手の懐への入り方、好印象の残し方の六つの章で成り立っています。各メソッドの冒頭に三流、二流のやり方が大きな字で書かれているので自分の問題点が気付きやすくなっています。またその後に一流のやり方が具体的に書かれているので、メソッドを理解してすぐに取り組むことができます。営業先のお客さん、たまたま隣の席になった人、公園でよく会うママさんなど、相手を選ばず使える会話の仕方や振る舞い方を教えてくれる一冊です。
最初の一言から会話を膨らませる方法
雑談での悩みナンバーワンが、「今日は暑いですね」「そうですね」「「……」」と最初の一言からその後の会話が膨らまないことでした。ですがこの本のメソッドのひとつ「相手に矢印を向けて話を続ける」で解決しました。例えば前述の話題を振った後は、「夏バテしないように気を付けたいですよね。〇〇さんは夏の暑さ対策って何をされてますか?」というように、相手に矢印を向けた質問を返すと話が続けられます。もちろんこれだけではまた詰まってしまうことがあるので、そういう時は他のメソッドと組み合わせて使っています。
雑談で会話を回すのに丁度よい秒数
会話はキャッチボールとは言うけれど、いったいどのくらい喋ったら相手にパスすればいいのか。短すぎると素っ気ないし、長すぎると相手が退屈するだろう――そんな悩みを持っていました。ですがメソッドのひとつに「だいたい30秒話したら相手にボールを渡す」とあり、目から鱗が落ちました。例えば「〇〇さん、最近パン作りに凝っているんですね。私は昔ホームベーカリーを買ったんですけど、恥ずかしながら納戸にしまいっぱなしです。もったいないですよね。朝食に焼き立てのパンなんて凄く憧れるからまたチャレンジしてみたいです。初心者におすすめな、簡単レシピはありますか?」で30秒です。この長さを気にしながら話すと、相手も長すぎず短すぎずと感じるのか、ノリの良い返事をしてくれます。
質問するときは会話を「進める」質問をすること
よく美容師は客に話をさせて会話を盛り上げると言うけれど、「最近何をされているんですか?」「最近何を買いましたか?」「最近おもしろいドラマはありますか?」とただ続けていくと質問攻めになってしまいます。そういった時は「それで」「それから」と会話を進める質問をすると話が膨らむとこの本で読んで実践しています。「最近はYouTubeばかりみていて~」「そうなんですか。私はあまり観ていなくて。それでどんなチャンネルを観ているんですか?」など、相手が話したい内容をどんどん引き出していけるので便利です。
雑談の一流、二流、三流を読んでの感想やレビュー
私は相手からの評価を気にしてしまう人間です。なので誰かと話した後には、「少し話し過ぎたかな」「あの言い方は悪かったかな、嫌われてしまったかな」「うまく話が繋がらなかった。つまらないやつと思われたかな」など、一人で反省会をしては落ち込むことがよくありました。更に出産して仕事を辞めると、大人と話す機会自体が少なくなり、雑談自体が苦手になってしまいました。この本は書店で見かけて手に取りましたが、問題点に対するアプローチや、三流、二流(言葉のチョイスが強いですが、雑談が苦手な人、得意ではない人、ということですね)の例と、それに対する一流(雑談が得意な人)の手法が分かりやすく書かれています。今まで読んだ本の中では1.自分の問題点が分かりやすく、2.その問題点を改善するテクニックが掴みやすい ところが抜きんでています。私は一回会話をするごとにひとつのメソッドを意識することで、だいぶ会話が弾むようになりました。今ではママ友や顔見知り程度の人と盛り上がって話ができますし、それで気持ちが前向きになって、社会復帰しようと仕事を探し始めました。雑談力向上を目指す人の最初の一冊としてちょうどいい本だと思います。
雑談の一流、二流、三流の口コミ
本日の読み物はこちら。雑談の一流、二流、三流です。一度立ち読みをしたことがありましたが、再度確認の為購入しました。私は雑談こそ関わりの中で本当に必要なものだと思っております。『やっぱ、しょうと話すのが1番楽しいわ!』と思ってもらいたい、また居心地が良い沈黙もできるよう頑張りますね pic.twitter.com/0E8V1TEqCl
— しょう OLIVIA (@shou_OLIVIA) March 15, 2022
・【三流の雑談】は話しかけられるのを待つ。
・【二流の雑談】は自分の事を話し相手の話を聞き入れない。
・【一流の雑談】は相手の事を考え焦点する。
さて、あなたはどれだろうか
これを変えただけでも明日のあなたは格段に変化し成長できるだろう。
僕と共に日々成長していきましょう— リンダマン@社畜ブロガー (@g76YN7gYXDXwzjQ) March 15, 2022
雑談の一流、二流、三流がおすすめでない人
こんな人はおすすめしない
- 雑談が得意な人
- 相手からの評価を気にしない人
- 仕事で会話を必要としない人
- 自己肯定感が高い人
- なし
ほとんどの人はこの本で気付かされることがあると思うので、ぜひ一読をお勧めします。しかし敢えて言うなら雑談が得意な人、自己肯定感が高い人はこの本を読まなくても会話のスキルが十分に身についているのではないでしょうか。また仕事で会話を必要としない人、相手からの評価を気にしない人は、この本を読む必要性自体が高くないと思います。本書は会話自体が得意でない、もしくはよりスキルアップして人間関係や仕事を充実させたい方に向けて書かれた本ですので、そこを求めない方にはお勧めしません。
雑談の一流、二流、三流をおすすめしたい人
こんな人におすすめ
- 話下手な人
- 営業職や自営業でお客さんと良い関係を作りたい人
- 雑談に緊張して空回ってしまう人
- 人と関わりたいけど悪印象を持たれるのが怖い人
- なし
人間関係を上手く築きたい、できれば相手に好印象を持ってほしい。これは大部分の人間が持つ欲求ではないでしょうか。会話はコミュニケーションの基礎で、これが上手だと格段に社会で生きやすくなります。ですがほとんどの人は会話に苦手意識を持っているそうです。
自分は話下手だ、過去に不用意なことを言って嫌われたことがあるから会話が怖い、緊張する。そんな人が何の対策もしないで挑んでも、後から会話の内容を自分で添削し余計に落ち込んでしまいます。仕事をする上で雑談が必須になる営業職や自営業はなおさらです。ですがこの本はシーン別のメソッドが分かりやすく書かれているため、「今日はこれを試してみよう」と改善点に取り組みやすいというメリットがあります。それを意識さえすれば、「今日はここが駄目だった……でもこのメソッドはできた。ここは一流の話し方ができた」と出来たことに注目できます。自己肯定感を高めるためにうってつけな一冊だと思います。